小学生の留学の特長や、低学年と高学年の長期留学の違い、エディクムの考え方などご紹介します。
小学生の留学とは?
子供の「やってみたい」という勇気と保護者の決断、そして適切な準備と学校選択次第で、英語がまったくできなくても海外の初等・中等教育機関を有効に活用することは可能です。
5歳と6歳のお子さんを留学させて、親子共にとても満足しているご家族もいる一方で、小学5年生では早すぎるという理由で祖父母から大反対を受けて子どもの留学を断念したご家族もいます。 教育の選択肢が増えた分、考え方は各家庭によって異なります。
小学生の留学の特長
小学生で留学させても問題ないのですか?
一人で「生活」することができ、自分の気持ちを表現できることが最低条件となります
小学校低学年の留学で重要なことは、
- 親元を離れても、「自分で生活ができる」こと
- 自分の気持ちや感情を「表現できる」こと
長期留学は、起床する・着替えをする・時間通り教室に行く・自分の部屋まで帰ってくる・歯を磨く・次の日の用意をする、など「自分自身で生活をする」ことが前提です。スタッフはあくまでもスタッフであり、親代りにはなりません。例え5歳から留学することができるスイスのインターナショナルスクール(ボーディングスクール)でも、生活の様々なことを手とり足とり手伝ってくれる学校は存在しません。
また、身振り手振りでもよいので、「うれしい・楽しい・悲しい」などの自分の感情を「表現できる」こともとても重要です。自分の伝えたいことを発信できることが、現地の環境へ早期に溶け込む助けになります。
小学校低学年から留学できますか?
低学年の受け入れ学校はありますが、多く子どもたちは長期留学をする前にサマースクールを経験しています。
現在、小学校の低学年から留学生を受け入れている学校は、スイスのインターナショナルスクール(ボーディングスクール)を中心に数校しかありません。各校さまざまな理由がありますが、あまりに留学開始時期が早過ぎると、子どもたちの英語は上達するものの、日本語習得に問題が起こります。もし小学校低学年で長期留学に出た場合は、冬休み・夏休みは帰国させ、家族と共に過ごし、日本語のブラッシュアップに力を入れることが大切です。
小学校低学年から長期留学させることを希望するご家族に私たちがご家族にお勧めしているのは、留学の前に夏休みを利用してサマースクールを経験させること。サマースクールは短期間ではありますが、家族の元を離れ、1人で海外を経験し、英語に興味がわいたか、団体生活になじめたか、留学が楽しいと思えたか、など子どもの留学適性を判断することができます。
サマースクールに関しましては、こちら。
小学校低学年と高学年の長期留学の違い
低学年 | 高学年 | |
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留学先 (留学許可が下りる国) |
スイスのみ (他の国はビザが下りない) |
スイス・アメリカ・カナダ・ニュージーランド |
留学させるかの判断基準 | ・海外生活に適応できるか ・一人で生活できるか ・気持ちを表現できるか |
・海外生活に適応できるか ・本人が留学に興味があるか |
留学のメリット | ・留学先での順応が若ければ若いほど速い ・義務教育期間中であれば日本の学校に復学することも可能 |
英語の習得が早いので、中学・高校で高いレベルのボーディングスクールを 受験できる可能性が高くなる |
留学前に意識しておくこと | ・子供の成熟度 ・できることを把握しておく(起床・歯磨きなど) ・サマースクールなどの短期留学で適性を見る |
・留学に対する姿勢を確認する ・サマースクールなどの短期留学で適性を見る |
注意点 | ・あまりにも若いうちに留学すると、母語を忘れてしまう ・日本人としての意識が薄くなる |
留学例
エディクムのOB・OG 7,800人以上の中から、小学生から留学したケースをご紹介いたします。
ケース1
8歳 | 小学校2年生 |
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スイス サマースクール 参加 |
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9歳 | 小学校3年生 |
スイス インターナショナルスクール 入学 |
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10歳 | 小学校4年生 |
日本 小学校に復学 |
ケース2
10歳 | 小学校4年生 |
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スイス サマースクール 参加 |
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11歳 | 小学校5年生 |
イギリス サマースクール 参加 |
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11歳 | 小学校5年生 |
スイス ボーディングスクール 入学 |
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13歳 | 中学校2年生 |
カナダ ボーディングスクール 入学 |
ケース3
12歳 | 小学校6年生 |
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アメリカ ジュニアボーディングスクール 入学 |
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15歳 | 中学校3年生 |
アメリカ アッパーボーディングスクール 入学 |
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18歳 | 高校3年生 |
アメリカ 卒業し、アイビーリーグの大学に進学 |
小学生の留学実績・体験談
エディクムの子供たちは、ボーディングスクール、サマースクール、公立校含め、さまざまな学校に留学していきました。以下に紹介していますので、ご覧ください。
参加した感想
僕は、ニュージーランドにホームステイをしに、2週間ほど行きました。平日は「Unique New Zealand」という語学学校に行って、英語を9時から12時まで3時間勉強しました。英語の授業では、スペリングといって、10個のスペルを2つづつに切って、それを組み合わせるゲームや歌を歌ったりして英語を覚えていきました。そして午後からは、アクティビティがあって、乗馬、スキー、ロッククライミング、スケート、ショッピング、ゴルフ、さらには遊園地にも行きました。
スポーツでは、サッカーで2得点を決めて、卓球とバトミントンも少しうまくなりました。英語もうまくなったし、アクティビティも楽しく充実した2週間でした。お兄ちゃんも留学しているので、ぼくも留学しようかなと思いました。