自分にあった留学を検討する際、重要な点がいくつかあります。
ボーディングスクールの留学費用
先ず、留学にかかわる予算です。留学が長期にわたる場合、途中で留学をやめるということが起こらないよう、各家庭で予算組をたてることが重要です。 ボーディングスクールの年間授業料・滞在費(寮・食費)の例を挙げます。
アメリカ | カナダ | スイス | ニュージーランド | イギリス |
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US$72,000 | C$70,000 | CHF 130,000 | NZ$50,000 | GBP £45,000 |
¥10,800,000 (@¥150) | ¥7,700,000(@¥110) | ¥21,450,000 (@¥165) | ¥4,500,000 (@¥90) | ¥8,325,000 (@¥185) |
次に公立中・高校の年間授業料・滞在費(ホームステイ代)の例を挙げます
カナダ | ニュージーランド |
---|---|
C$27,000 | NZ$35,000 |
¥2,970,000(@¥110) | ¥3,150,000(@¥90) |
ボーディングスクールのメリット
- 1日の生活がすべてキャンパス内で行われるため、勉強・スポーツ・食事・課外活動にかける時間に無駄がない。
- 寮生活を通して規律を学び、教師や友人と深い人間関係を構築する
- 一クラス平均12名という少人数制で学ぶ
- 放課後、シーズンスポーツ・文化活動(芸術、音楽)・ボランティア活動に参加しなくてはならない
- 世界各国の仲間をつくり、将来のネットワークを築く
ボーディングスクールの選び方
ボーディングスクールもそれぞれに特徴や個性があります。名門校や難関校と評価されている学校が、全員の子どもに適した学校とは限りません。子どもの性格、英語力、学力、留学の目標、将来の夢などを考慮し、子どもに最適なベストマッチ校を選びましょう。
学校を選ぶ時の10のポイント
- 国(地域)
- 全校学生数
- 寮生と通学生の比率
- 留学生の数(突出して人数の多い国籍の有無)
- 英語研修(ESL)の有無およびそのレベル
- 年間費用
- 課外活動
- 設備
- カリキュラム(2学期制/3学期制、週5日制か6日制か、APコースの数、科目数など)
- 卒業後の進学実績
学校ごとの特徴などはボーディングスクールのページをご覧ください。
公立学校・ホームステイのメリット
- 留学にかかる費用がボーディングスクールに比べて安価
- ホームステイ先では1人部屋をもらえる可能性大
- 現地の学生と一緒に過ごし、ホームステイを通して現地の人の生活を直に体験できる
- 学校終了後は自由時間が多い
公立学校の選び方
学校を選ぶ時のポイント
- 国と地域(ボーディングスクールと異なり、学校までの交通手段やホームステイ先の環境は最も重要な要素となります)
- 留学生受け入れ実績
- 英語研修(ESL)の有無およびそのレベル
- 年間費用
- 課外活動
- 設備
- カリキュラム(2学期制/4学期制、週5日制か6日制か、卒業に必要な単位等)
- 卒業後の進学実績
サマースクールのメリット
サマースクールは、誰でも参加ができます。勉強・楽しいアクティビティ・小旅行が組み合わされたプログラム内容です。将来の留学のためのステップとして、あるいは英語をもっと好きになるきっかけにもなります。
- 1人で海外の学校に行き生活するというチャレンジが、「勇気」と「自信」を育む
- 「自信」が「自分」を育て、「自立」への第一歩となる
- 家族や母国を見直し、新たな興味を掘り起こすきっかけとなる
- 英語を使ったコミュニケーションに興味を持つようになる
- 長期留学の最初の入り口となり、心構え・準備ができる
サマースクールの選び方
最近のサマースクールは、小学校の低学年から参加する子供たちが増えています。日本の小学校での英語教育の義務化、保護者世代の海外経験の豊富さなどの理由が挙げられます。サマースクールやキャンプは、国や地域によって特長が異なり、子供の目的にあったプログラムを選択することができます。長期留学とは違い、英語研修を組み込んだプログラムが多いため、英語力が全くなくても受け入れ可能なプログラムもあります。
- 英語&アクティビティ
- 午前は英語研修、午後はアクティビティ
- アカデミックプログラム
- 数学、歴史、理科などの勉強中心
- アウトドアキャンプ
- アウトドアキャンプ、スポーツ活動
- 英語集中プログラム
- 週20時間以上の英語研修
- スポーツキャンプ
- サッカー、テニス、野球、乗馬、ゴルフなどのスポーツ専門
- 英語以外の語学研修
- フランス語、イタリア語、スペイン語など
サマースクールの留意点
学校やプログラムによって異なりますが、サマースクールの受け入れ先から、英語力の有無を問われることは多くありません。しかし、特に小学校低学年の子供は、ボディランゲージや絵を描くなど、なんらかの形で表現する能力や意欲がないと、楽しい思い出を残せないかもしれません。以下のことができるかどうかが、とても大切になってきます。
- 英語で話せなくても構わないので、言葉以外の手段で自分の伝えたいことを表現できるか
- 親元を離れて一定の期間生活できるか
- 挨拶、起床、着替えなど、基本的な身の回りのことができるか
「目的・目標」は、留学生活を変える
多くの子供たちが「留学生活が始まると、あっという間に時が経ってしまった」。と感じています。留学生活を無駄にするか有意義なものにするかは、「目標意識」が大きく関係しています。留学生活に慣れてきても、以下のことを常に意識することが大切です。
- 自分がなぜ、留学しようと思ったのか?
- 自分の目標は何だったのか?
留学生活の時間を有意義に使うため、目標意識を常に持ち続けることが重要です。