人気上昇中!他国からの留学生に優しいニュージーランド留学

人気の理由1

外からの訪問者を温かく受け入れる国民性

人気の理由2

安定した政治・経済基盤

人気の理由3

親日家の学生が多い

人気の理由4

英語を母国語としない学生のための英語の授業

人気の理由5

北米やヨーロッパの学校に比べ、留学費用が安価

~ ニュージーランド留学の魅力 ~


1) 国をあげて取り組む留学生の受け入れ体制

1990年に私費留学制度を導入し、政府は2002年に留学生の安全を守るための法律(Code of Practice)を制定しました。各学校はこの法律を遵守し、留学生の学習、生活環境の整備に力を入れ、Pastoral Care(留学生のサポート)を大切に考えています。海外からの訪問者を温かく受け入れる国民性と安定した政治・経済基盤の中で安心して学ぶことができます。

2) イギリスの流れを汲むボーディングスクール

ボーティングスクール(寮制学校)ではハウス制度を採り入れ、異なる年齢間の友情や協調性を育み、リーダーシップスキルを身につける機会を提供しています。一方、学習面ではNCEA(全国共通統一試験)のカリキュラムに基づいて授業が行われ、大学での専攻や将来の職業を考慮し、個々の希望に沿って柔軟に科目を選択し、履修することが可能です。学校によっては外国語の一つとして日本語を設け、親日家の学生が学んでいます。


3) 13歳から受け入れ

13歳(Year 9)から単身留学生を受け入れています。また英語力が低い学生にはESOL(英語を母国語としない学生のための英語の授業)を提供しつつ、他の科目も並行して履修することができます。更に留学期間に関しても柔軟に対応し、1学年間のみ、あるいは卒業までの長期留学のどれも歓迎しています。

4) 費用が他国のボーディングスクールより安価

北米やヨーロッパの学校に比べ、留学費用は安価です(例:北米の学校では年間の授業料、寮費、その他の費用の合計が平均500万円以上ですが、ニュージーランドでは250万円以上)。ニュージーランドは1947年にイギリスから独立した若い国ですが、経済基盤が安定しているため社会保障が行き届き、諸外国と比較し物価が安く穏やかでのんびりした国民性です。また、人々は自然を楽しみ、自然環境保護を大切にする為、物質的な豊かさに偏ることなく精神的にも満ち足りた豊かな生活を送っている人が多いです。

~学校教育の特徴と魅力~


1) 学習カリキュラム

2002年よりNCEA(全国共通統一試験)が導入され、Year 11からYear 13の間にレベル1から3の資格を取得するシステムを採用しています。英語と数学を除く科目の履修に制限がなく、個々の関心や大学での専攻を香料し、柔軟に科目を選択することができます。知識を暗記するのではなく、深く思考し、自らの考えを生み発信する能力を高める実践的なアプローチを提供しています。大学進学準備の主要科目に加え、職業訓練的な科目(食物と栄養、ツーリズム、ホスピタリティ、建築土木、デザイン)もあります。

2) 多様性に満ちた環境

ニュージーランドは先住民のマオリ族、ヨーロッパ系、ミクロネシア系、アジア系の民族に加え、留学生や移民が世界各国から集う多様性に溢れた社会を形成しています。そのため異文化に対し寛容で、尊重する姿勢が定着しています。

3) スポーツと課外活動

日本の学校のように1年中同じスポーツに取り組むのではなく、季節ごとにさまざまなスポーツに取り組めるようになっています。またアウトドアエデュケーションと呼ばれる科目が体育とは別にあります。国技であるラグビーやクリケットをはじめ、乗馬、スキー、セーリングなど、多様なスポーツが盛んに行われ、忍耐力や決断力、勝者や敗者への敬意を学び心身を鍛えます。
また演劇やコーラス、オーケストラといった文化系の活動にも力を入れています。


4) アウトドア活動

自然が豊かなニュージーランドでは、家族の週末のアクティビティとして子どもたちは幼い頃からキャンプやハイキング、雪山トレッキング、ラフティング等のアウトドア活動に親しんでいます。科目のひとつとしてアウトドアエデュケーションを提供している学校もあります。

5) 卒業後の進学先は世界に

ニュージーランドの高校を修了資格は世界で通用します。エディクムの卒業生は、ニュージーランド国内はもとより、日本、オーストラリア、イギリス、カナダ、アメリカ、シンガポールの大学へ進学しています。

トップレベルのホームステイと良好な教育現場

ニュージーランドと聞くと、「羊の国」「酪農の国」というイメージを持つ人も多いと思いますが、世界的に高い教育水準を誇っています。滞在方法の多くはホームステイですが、寮を設けている学校もあります。寮滞在の場合、休暇中のホームステイ先を確保する必要な場合(学校が手配することもあり)があります。
また、ニュージーランド人はホスピタリティ精神が豊かで、時間・気持ちのゆとりのある人が多いため、ホームステイ先の質が高いと言われています。

ニュージーランド留学のメリット・留意点


メリット

  • 教育や留学生の受け入れに関して、国を挙げて取り組んでいるため、高水準の教育とホームステイを提供している
  • 学校数が多い
  • 各学生の学力に応じて履修科目や授業内容を柔軟に選択できる
  • 費用が他の国よりも安い

留意点

  • ボーディングスクールのは学校数が限られており、またベッド数に限りがあるため、ボーディングスクール希望者は早めに願書を提出する。
  • 一部の学校ではガーディアンの手配を求められる。

教育制度


特長


幼児教育から高等教育まで、教育機関のほとんどが公立校です。地域に密着している公立校の他に、キリスト教系の準公立校、私立校も少数あり、多くの学校が留学生の受入を行っています。4学期制で、学年は日本より1年多く1年生~13年生となっています。11年生(高校2年生)以上は、毎年NCEAと呼ばれる全国共通学力試験を受けます。

多くの学校では、ESOL(English for speakers of other language)と呼ばれる留学生のための英語クラスを設置しています。英語力が十分でない学生も入学できます。ESOLを設けていない、又はESOLの初級レベルを設けていない学校の場合は、あらかじめ語学学校へ通うことを要求されます。

美しい手つかずの自然の中で行うアウトドアキャンプやスポーツが盛んです。また、主要科目に加え、アウトドアエデュケーション、園芸など、多種多様な科目を履修することができ、個々の興味に合わせたカリキュラムを組むことが可能です。

ニュージーランドには、大学(すべて国立)が8校しかありません。しかし、短大・専門学校に準ずるポリテクニックが多くあります。ポリテクニックは、すぐに就職に結びつく専門教育を行っています。

  • 初等教育6年間、中等教育7年間
  • 大学進学希望者は、11~13年生の間に全国共通統一試験(NCEA)を受験します。

学年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 1 2 3
  Primary School Secondary School University
Primary School Secondary School Polytechnic  

学期

新学期は1月末~2月初旬にはじまり、4学期制です。
1学期(2月初旬~4月中旬)、2学期(4月末~7月上旬)、3学期(7月下旬~9月中旬)、4学期(10月初旬~12月初旬)で、学期間に2週間の休暇があります。 途中の学期からの入学も、学校が許可すれば可能です。

生活

新学期は1月末~2月初旬にはじまり、4学期制です。
1学期(2月初旬~4月中旬)、2学期(4月末~7月上旬)、3学期(7月下旬~9月中旬)、4学期(10月初旬~12月初旬)で、学期間に2週間の休暇があります。 途中の学期からの入学も、学校が許可すれば可能です。

生活

エディクムでは寮制学校への入学を推奨していますが、ホームステイ滞在の学校もご紹介しています。また滞在方法(寮、またはホームステイ)を選択できる学校もあります。

入学時の注意点

ビザ取得

学生ビザの取得が必要です。ビザ申請書類の1つとして、健康診断書(胸部X線撮影)の提出が求められます。ニュージーランド移民局指定病院での受診が必須です。

エディクムからのアドバイス

1月末の新学期に備え、事前に語学研修に参加することをお奨めします。

ニュージーランドへの留学実績・体験談
エディクムの子どもたちは、ニュージーランド各地の公立校、準公立校、私立校を含め、さまざまな学校に留学してきました。以下に紹介していますので、ご覧ください。 » 実績を見る

エディクムには、7,800人以上のOB・OGがいます。
さらに詳しい留学中の生活につきましては、ページ下部の体験談一覧をご覧ください。

私立校、準公立校、公立校費用例


学校名 公立校 Otago Boys' High School 準公立校 Craighead Diocesan School 私立校 Queen Margaret College
授業料 NZ$16,400 NZ$19,740 NZ$48,150
滞在費(寮又はホームステイ) NZ$18,955 NZ$17,130 NZ$20,450
強制加入保険費用 NZ$600 NZ$600 NZ$600
ESOL費 - - NZ$3,000
合計 NZ$35,955 NZ$37,470 NZ$72,200
1NZD=90円(2023年10月現在) ¥3,235,950 ¥3,372,300 ¥6,498,000

ニュージーランドの準公立校に4年間通ったK.A.くん

学校名 Bethlehem College
学校の種類 準公立
滞在国 ニュージーランド
滞在開始学年 中学3年生
滞在期間 4年間
滞在方法 ホームステイ

留学がきっかけで起業、社長へ

K.O.くんは、日本の中学校を卒業後、Bethlehem College(タウランガ・ニュージーランド)のYear10(中学校3年生に相当)へ入学し、3年半後に同校を卒業しました。

【K.O.くんのプロフィール】 1991年12月、富山県小杉町(現射水市)で生まれ、小学校3年生まで富山県、小学校4年生から6年生は長野県松本市、そして中学校3年間は新潟県妙高市で過ごす。その後、高校時代にカナダへ行った兄、オーストラリアに10年住んでいた叔母の影響で、その他にもいくつかの理由から(後述する)、ニュージーランドへの留学を決める。 Bethlehem College卒業後は、早稲田大学政治経済学部経済学科へ入学し、大学1年時に、翻訳・通訳のウェブサービス会社を起業、その後、売却、そしてその資金を元手に、大学2年時に民泊事業を開始する。2015年、大学4年時に法人化。現在、ホテル・ブライダル・不動産・人材事業を中心に9社、30事業の会長を務める。

まさかの受験失敗から、ニュージーランドへ

最初に、留学できる環境を提供してくれた、両親には感謝をしてもしきれない。今でもよく考えることがある。もし私が、留学していなかったらどうなっていただろうと。 私の家系は、父をはじめ親族の大多数が医師であり、当然私も、将来的は医師になると幼少期から思っていたし、おそらく留学をしていなければ、昔から想像していたルートを歩み、今頃医師になっていただろうと、ふと考えることがある。そんな私が、なぜ留学をすることになったか。前述で、兄や叔母の影響が、と述べたが、最大の理由は、高校受験に失敗したからである。当時の私は、中学校に昼頃に登校し、ランチを食べ、友人達と遊んで、友人達の部活を遊び歩いた後、学校の部活外で習っていた極真空手に行く、という、自分でいうのもなんだが、適当な日々を送っていた。一方で、当時、新潟県内の中学校で最も生徒数の多い中学校で、試験の前日には徹夜で寝不足になりながら教科書を熟読し、隠れてこっそり勉強はしていたことから、自慢ではないが、定期試験では常に上位の成績を取得していた。そういった成績結果だけはしっかり出しているということもあり、学校に出席しなくとも煩く言われることもなく、かなり厄介な中学生であったと今にして思う。当然、その様な行動や、短期記憶に頼りきって毎度の試験に臨んでいたこともあり、高校受験も2週間前から勉強を始め、県内一の進学校のみを受験した結果、見事、不合格となったのである。中学の卒業式前の2月であったが、当時は根拠のない自信家だったこともあり、当然滑り止め校も受けておらず、高校で浪人することも想定しておらず、不合格の結果通知を受け取るという(今だから笑えるが)不測の事態に直面し、放心状態となってしまった。 その様ななか、3歳上の兄を短期の高校留学に送り出していた両親が、折角の機会なので、むしろこの結果を前向きに捉え、海外の高校へ進学したらどうか、と勧めてくれた。これから英語ができることが当たり前の世の中になり、また、幼い頃から日本以外の国も見てきて色々な文化、考え方を知り、視野を広げた方が良いと言ってくれた両親には、本当に感謝している。そして、当時やんちゃだった私は、何をしでかすか自他ともに分からず、自然豊かでのびのびと安全に暮らせる国、ニュージーランドへと留学することとなった。  

中学校3年をもう一度やり直す

英語はもちろん学年でトップクラスの成績を誇っていた私ではあったが、あくまで試験上の話で、それまで英語を話したことは殆どなかった。最後に海外へ行ったのは、中学2年生の時に2週間、叔母のいるメルボルンだったが、いざ現地に到着しても全く英語を聞き取れず、ひたすら黙り続けていた私である。そんな英語が話せない私は、まずYear10として、ニュージーランドの経済の中心地オークランドから南東に300km程度に位置するBay Of Plentyのタウランガという街にある、Bethlehem Collegeへ入学した。当時は、中3をやり直すのか!一刻も早く高校に進学したい!という焦った気持ちがありつつも、留学準備に2ヶ月かけ、入学した時は、既に6月であったこともあり、2月に学期が始まり11月に終わる南半球の学校のため、最初の半年は、英語の勉強と割り切り、勉強をすることとした。

2回のホームステイ暮らし

滞在方法はホームステイであった。最初の家庭は、過去10年近くにわたり留学生を受け入れているベテランホストファミリーであった。3人の子供がいたが、既に3人とも成人しておりオーストラリアで就職していたため、私は、ホストファザーとホストマザー、台湾人留学生の3名の家族の一員として加わった。ホストマザーが看護師で、ホストファザーが家事を中心に行っており、ニュージーランドらしい家庭で過ごせたのは、大変貴重な経験となった。ニュージーランドでは、つい先日まで国のトップである首相が女性であったし、就業におけるジェンダーギャップが世界的に見てもほぼ無いニュージーランドでは、今や、大学入学者は男性より女性の方が多いという現状もある。また、別の家庭も見てみたいという気持ちもあった私は、最後の年Year13の1年間は、既に香港人、韓国人の2名の留学生を受け入れていた、評判も良かったトンガ人のホストファミリー宅で過ごした。

打ち込んでいたスポーツ

ニュージーランドといえば、ハカやオールブラックスで有名な、国民的スポーツ、ラグビーである。私も高校は、中学から続けていた空手の延長で、地元のキックボクシング、ブラジリアン柔術、総合格闘技ジムに通いつつ、ラグビーに打ち込んだ。ラグビーは1軍には体重80kg以上ないと入れないという規定があり、身長171cmしか無い私は、肉とポテトを毎日食べ、体を大きくし、重めの服を着こんで、ギリギリ体重制限をパスすることができた。私の学校、Bethlehem Collegeは男女共学であったが、よく試合をしていた男子校は現地のマオリというニュージーランドの先住民族が多く、また、ハカを必ずといっていいほど試合前に踊り、地響きが鳴り、試合前には毎回ビビっていた。練習は週6とほとんど毎日あったが、練習という感覚もなく、皆遊びの延長でやっている感じであり、非常に楽しい思い出の一つとなった。週末の試合後には、ハンギというマオリ伝統料理を楽しみながら音楽を流し、パーティーに明け暮れ、楽しんだ。スポーツや音楽は、文化や風習の壁を越え、仲良くなるだけでなく、精神面も鍛えられ、コミュニケーションの上達にもつながり、一石三鳥であり、是非、これから留学する方にも、留学中の方でもまだ取り組んでいない方がいれば、現地の学生と是非、何かしら一緒に活動することをお奨めする。将来の財産に繋がるのは間違いない。

留学して良かったこと、総評

将来のためになるからと、留学に送り出してくれた両親に感謝すると共に、準備から、何も知らない土地での不安だらけの学校生活、留学後の進路相談まで徹底的にサポートして頂いた、エディクムのスタッフの方々には改めて深く感謝申し上げたい。

留学して身についたことは大きく3つある。 まず1つ目に、勿論、「英語力」である。今日、日本の大学在学中に留学する人は多いが、早い程、吸収力が違う。ただ、早すぎても良いという事ではなく、日本の文化、言葉遣い、経験を一通り吸収した中学卒業後というタイミングも、非常に良かったと振り返っている。 2つ目に、「柔軟な考え方」である。現地の人間だけでなく、自分と同じようなインターナショナルな留学生達とも交流を深めることにより、文化の壁を越え、物事をまずは受け入れ、吸収し、考えられる力が身についた。 そして最後に、「度胸」である。経験がない領域や場所での展開を0からワクワクして取り組めるようになった。これは今の仕事で、どの様な領域の事業でも私が展開できることに繋がっている。   最後に、現在、留学中の学生も、留学をこれから考えている学生も、この良い経験を最大限に活用すべく、是非色々と留学中にトライして欲しいと思う。


ニュージーランドのボーディングスクールに4年間通ったK.Y.くん

学校名 St. Paul’s Collegiate School
学校の種類 ボーディングスクール//私立
滞在国 ニュージーランド
滞在開始学年 中学3年生
滞在期間 4年間
滞在方法

国境封鎖が続くニュージーランドで思うこと

 私は2017 年1 月からニュージーランドで学んでいます。こちらにはYear10(日本の中学校3 年生に相当)として入学し、現在、オークランド大学の2 年生でコンピューターサイエンスを専攻しています。

 私は友達のお父さんに勧められて、2016 年の夏にイギリスでのサマースクールに参加しました。その時、初めての海外での経験にショックを受け、自分も留学してみたいと思ったのがニュージーランドの中高校に入学したきっかけです。サマースクールでは日本で当り前ということが非常識だったり、日本ではあり得ない経験ができ、新しいことを学ぶということに対するモチベーションがすごく上がりました。例えば、自分が所属していた中学校は、地元でも歴史のある学校でしたが、授業はノートと筆記用具を使うのが定番でした。しかし、イギリスの学校では、タブレットをはじめとしたITを最大限に用いるのが当たり前であり、自分の意見を発表するのも当然と考えられています。それはニュージーランドの学校でも同じでした。

 ニュージーランドには右も左もわからない状態で到着した為、当初は英語を話すこともままならず、とても苦労したのを今も鮮明に覚えています。留学開始当初は、言葉が話せないなか友達を作るのが難しく、コミュニケーション不足によって先生から注意を受けたり、ホームシックになったりと大変でした。なかには英語が話せないためにトラブルに巻き込まれたこともありました。私が在学した学校(*注St Paul’s Collegiate School)は10 年生の半分の期間を山のなかにあるキャンパスで過ごすTihoi と呼ばれる特別プログラムがありました。一般の教科の学習もしますが、アウトドア活動に多くの時間を費やします。日常生活の様々なことが当番制で決まっており、本来の当番の学生が忘れていたり、さぼったりしたことを英語力がない自分のせいになったりと、災いが降りかかり、悔しい思いをしたこともありました。また留学生は殆どおらず、意思疎通を図るのが難しく、心が折れそうになることも複数回あり、留学をやめようと何度も思いました。留学の全てが楽しい記憶というわけではありません。

 しかし、こちらで時間を過ごしコミュニケーションが図れるようになるにつれ、留学が充実した日々へと変わってゆき、今では毎日、大学へ行くのがとても楽しい、と心から思います。大学のキャンパスは自由な雰囲気に溢れ、特段、先生に指示されたり、課題をやりなさい、と言われることはありません。全て自己責任ですが、その自由で好きなことができる環境が心地よいです。プログラミングの学習で、チューターと呼ばれる指南役の学生と頻繁に言葉を交わし、今までの自分とは交流が無かった学生グループとも親しくなりました。こちらは18 才が成人年齢ですので、18 才の誕生日はホストファミリーが盛大に祝ってくれました。コロナ禍で日本へ帰国することが叶わないなか、とても印象に残った出来事のひとつです。

 留学は私にとって人生を変える大きな第一歩になりました。また留学を通して色々な機会に恵まれ、世界各国からの色々な人と交流することができ、とても貴重な経験になっています。世界ではまだコロナウイルスの収束が見通せず、入国制限や規制などが続いています。大変な状況ではありますが、これから留学を考えている方は是非前向きに検討してみてはいかがでしょうか?百聞は一見に如かず、経験から学ぶことは本当に多く、人生を変えるきっかけになるかも知れません。

*St Paul‘s Collegiate School  ハミルトン(北島)にある私立寮制学校で、Year 9 & 10 は男子のみ、Year11~13は男女共学です。Tihoi Venture School は、タウポ郊外にあり18 週間にわたり自然に戻って生活するアウトドアアドベンチャープログラムです。学校の指針は“冒険を通じて個性の成長”に基盤を置いています。

(写真:右)


ニュージーランドの準公立校に6年間通ったT.O.さん

学校名 St. Matthew’s Collegiate School
学校の種類 準公立
滞在国 ニュージーランド
滞在開始学年 中学1年生
滞在期間 6年間
滞在方法

留学2年目の体験談

私は今中学2年生でニュージーランドに留学しています。私が留学しようと思ったきっかけは、私の姉2人がSt Matthew’s Collegiate Schoolを卒業しており、妹の私にはかっこよく見えて、尊敬していました。私はもっとたくさんの人に会ってみたいという興味を持ちました。そして尊敬している姉たちの背中を追いたいと思い留学という道を選びました。

 最初ニュージーランドに来た時は不安でしょうがなかったですが、内心はワクワクしていました。最初はホームシックになったり、驚くことがたくさんありましたが、ニュージーランドは心が温かい人が多く、みなに励まされ、この壁を乗り越えました。ニュージーランドに行った姉たちのすごさがわかりました。今までで一番心に残っているのは、インターナショナルの友達との思い出です。インターナショナルの友達は私にとって同じ立場の友達であり何でも言い合える仲です。寮でも一緒で家族に近い友達です。一緒に街に出かけたり、公園で遊んだり、色々な時間を共有し、悲しかった時間も支えてくれた大切な友達です。留学して最高の仲間と出会うことが出来たのが留学してよかったことのひとつです。

 現地の子はみな心が温かい子ばかりで、英語が理解できなかった私にも優しく接してくれました。現地の子はいつも気にかけてくれたり、すごく優しい子がたくさんいます。先生たちもとても優しく、分からない授業の個所を重点的に教えてくれたり、ゆっくりわかるまで話してくれたりするので良く理解できました。ニュージーランドにはネットボールというスポーツがあり、他にもホッケーやサッカーやバドミントンなどが冬のスポーツにあります。その中で私はネットボールに挑戦しました。練習はすごくハードで試合もありましたが楽しかったです。他にも私はオーケストラとジャズバンドに参加しています。私はジャズバンドとオーケストラでトランペットを演奏しています。最初ニュージーランドに来た時、トランペットを吹けませんでした。しかし、音楽の先生からジャズバンドでトランペットを吹いている人は一人もいないと聞き、私はトランペットを演奏することに決めました。私はトランペット初心者だったので週1回あるトランペットのレッスンを受け、約1年間練習しました。そして次の年、私はオーケストラとジャズバンドに参加しました。オーケストラとジャズバンドは違う日にそれぞれ週1回ずつあり、多くの楽器が揃っています。音がみなと揃った時はすごくうれしくて楽しいです。留学生活で色々な人に会ったり、充実した毎日を過ごしています。英語力についてはリスニングはほとんど理解できるのですが、今後は苦手なスピーキングを積極的にやって、より楽しい留学生活を送りたいです。


ニュージーランドの準公立校に2年間通ったA.J.さん

学校名 Roncalli College
学校の種類 準公立高校
滞在国 ニュージーランド
滞在開始学年 高校2年生
滞在期間 2年間
滞在方法 ホームステイ

人生の財産となったNZ留学

2018 年秋、当時高校2 年生の私は、いわゆる進学校と呼ばれる激しい学校環境の中で、正直心も体も疲れ切っていました。学校に通うことが難しくなり、将来どころか明日を考える余裕もなく、人生に行き詰っている時に、NZ 留学という人生の新しい選択肢と出会いました。昔から留学に憧れを抱いていた私は、迷いなくNZ で新しいスタートを切ることを決め南島のTimaru という街にあるRoncalli College に入学しました。しかし、心配が無いということは全くなく、会話が聞き取れるのか、喋れるようになるのかという英語の不安のみならず、授業の内容についていけるのか、久しぶりの勉強に自分が向き合えるのかという不安もありました。実際、現地到着後は多くの壁にぶつかりました。その中でも、やはり大きかったのは言葉の壁です。最初の一週間、聞き慣れない言語を聞き取るのに必死で神経を一日中集中させていたことによる、体験したことのない極度の脳の疲れを今でも鮮明に覚えています。その後1、2 か月は、友達を作りたいのになかなか作れない、何日経っても聞き取ることができない、自分の英語力が伸びている実感がないことなどへの焦りで、余裕などなく、目の前が真っ暗でした。 

めげずにやり続けたこと

「分からなかったらとにかく聞く」「わからないままにしない」ということは常に心掛けました。心配性な性格もあり、自分がやるべきことや今の状況が不明な点が一番ストレスでもあったので、これだけは自分の中の約束事として、勇気を出して、守り続けました。とはいえ、本当に全てがわからない0 からのスタートだったので「自分は今、とりあえず何をしたらいいのか」「今日の宿題はあるのか」という最低限の質問をひたすら毎時間先生に確認してはメモをとることから始め、放課後、自宅(ホームステイ先)でそのメモを元にやるべき課題や宿題に取り組んでいました。とにかく最低限のやるべきことはやる、これを初めは徹底しました。すると現地の先生たちも「この子は英語はわからなくてもやる気はある」と理解をして下さり、しつこく質問しても丁寧に向き合って下さいました。こうした日々の小さな努力もあり、気づけば少しずつ、音が単語として聞こえるようになってきて、授業にもついていけるようになり、今の英語力につながったのだと思います。先生方も授業態度を認めて下さり、年度末には各教科から優秀生徒賞を受け取ることができました。また、学年全体での優秀生徒トップ3 にも選ばれ、留学生としては開校以来二人目という快挙を成し遂げることができました。最終学年ではCultural Leader という、留学生はまず選ばれることはない学校全体のリーダーの中の一人にも選出されました。今まで行ってきた全ての努力が無駄ではなかったのだなと、自分がようやく他人からも、そして自分自身でも認められたと思える瞬間だったと思います。

新たな才能が開花

NZ に来てから日本との違いに刺激を受けてきましたが、その中でも明らかに違い、面白いと思ったのは学校の教育システムです。高校3 年間を通してほとんどの科目が必修かつ全員共通である日本とは違い、NZ では大学のように個人が好きな科目を選んでいく全選択制でした。教科の種類も非常に様々で、Tourism, Photography, Outdoor Education といった、日本にはない教科も多く存在し、そこから自分の興味のあるものについて専門性の高い授業を受けられるのが非常に新鮮かつ魅力的でした。個人の興味や才能を高校生という早い段階から引き出し、深く学ばせながら各個人の強みを伸ばしていく、そんなスタイルにとても感銘を受けました。自分にはないと思っていた才能、気づけなかった能力に出会えるのもこのシステムの非常にいいところです。私自身、昔から芸術分野とはかけ離れた人間だと思っていたのですが、興味本位で履修したPhotography のクラスでは、テーマ構成や撮影、編集などの全てを一年間通して自分で行い、一つの作品を完成させる中で、自分でも知らなかった写真の愉しさや才能に気づくことができました。年度末にはPhotographyのクラスの中だけでなく、ほかのDesign やDrawing を含めた全Art 科目のなかでの最優秀生徒賞にも選ばれ、NZに留学していなければ一生出会うことのなかったであろう自分の才能を発見できたことも、この留学で得られた大きな収穫の一つだと思います。

ゆったりとした時間の流れのなかで

私が留学していたTimaru という街は人口約3 万人というとても小さく、日本で過ごしていた環境とは全く違う、とても穏やかな所でした。時間の流れが非常にゆったりで、人々が皆、家族のように明るく近くで接しあう、そんな環境に驚いた記憶があります。日本での生活がどれだけせわしなく、自分がどれほど早い時間の流れの中で何かに追われているかのように生活していたかに気づかされました。放課後に友達と近くのビーチに行ったり、夜の8 時半頃まで日が沈まないNZの夏には、平日にもかかわらずホストファミリーと庭でゆったりしながらBBQ をしたりと、明らかに違う時間の流れに癒されていったような気がします。「ゆっくりいこうよ」、「焦らなくても大丈夫」、人と人との関わりを大切にしながら、心に余裕を持って人生を楽しむ生き方を教えてもらえました。また、どれだけ今の自分の状況が辛くても、他にも全く違う新しい世界はたくさんあるということにも気づかされました。多くのボランティア活動やテニス、バトミントン、バレーボールといったスポーツにも励みながら、勉強だけではない、充実した学生生活を送ることができました。高校最後の2 年間という限られた期間だったからこそ、学業面、生活面、全てにおいて常に全力で取り組み、愉しめたのだと思います。物心両面で支えてくれた両親、そして私を支えてくれた全ての人に感謝してもしきれません。

将来に向けて

現時点での明確な将来のビジョンというのはまだ模索中です。しかし、Tourismの授業を通していかにアジア太平洋地域が観光を通して強いつながりを持っているかを学び、元々関心のあった観光業にさらに興味を持つことができました。大学で太平洋アジア地域についてより詳しく学びながら、将来は観光業を通して日本と諸外国の架け橋となれるような仕事に就きたいと思っています。今後、長い人生の中で必ずいくつのも困難にぶつかると思いますが、この濃い2 年間をやりきったという経験は、私の中で生涯の自信として心の支えになると確信しています。 (写真:後列右から3 人目)


ニュージーランドの準公立校に2年間通ったR.I. さん

学校名 John Paul College
学校の種類 公立校 (共学)
滞在国 ニュージーランド
滞在開始学年 高校2年生
滞在期間 2年間
滞在方法 ホームステイ

留学内容

日本で高校1年生を修了し、ニュージーランドのロトルアへ留学して1年8ヶ月が経ちます。今は、ホームステイ先から現地のJohn Paul Collegeに通っています。昨年Year12が終わり、今年は最上級生のYear13になります。卒業後は、日本の大学に進学する予定です。

学校生活

昨年は印象に残ったことが2つあります。1つ目は、Year12にしか体験できない3泊4日の冬の地獄のキャンプです。これは、皆で力を合わせてグループごとに競っていくものです。1日目は、到着して休憩する間もなく競技が始まりました。まずグループで力を合わせて約2メートル以上の塀を何もなしで乗り越える競技です。背が高い人が、低い人を先に越えさせていきます。次にゼリーを混ぜてある泥沼を這っていく競技です。ドロドロになりながらも、すごく楽しかったです。

2日目からは、本格的な競技が始まります。たとえば、ロケットボート、ロッククライミング、カヌー、アニマルサバイバル、急流滑り台 そして自然の木やロープを渡されての筏作りなど。このすべての競技には、水と泥が全て関係しています。アニマルサバイバルは、敵から逃げるために深い泥の中を泥だらけになりながら走り続けます。この深い泥の中に足を入れると歩けないほどのドロドロの泥です。でも、止まっていると敵に捕まるので、その中を走らないと駄目なのです。また、自然の木やロープを渡されて筏を作り、それに乗ってゴールまで小さいオールで漕ぎます。あまり進まないので、皆で漕いだり泳いだりしながら行きます。内心、なぜこんな寒い中にビショビショになり、そして泥だらけにならないと駄目なのという感じでした。でも、今考えれば、日本で経験出来ないキャンプだったので、とてもよい思い出になりました。

2つ目は、Internationalと英語の先生のコーデュラとの出会いです。彼女は、数ヵ国が話せ、もちろん日本語も話すことができます。彼女は、皆の相談にのり、真剣に学生のことを考えてくれました。そして、彼女は、私たちの親代わりでもあり、時々私達に口うるさい時もありました。英語の時間では、Internationalの生徒が数人集まりessay、文法、本読み、楽しい会話などが基本的に行われています。もし理解できないことがあれば、真剣に私達に説明をしてくれました。

一昨年の11月には、彼女の自宅で留学生が集まってBBQパーティーが行われました。1人一品ずつの食べ物を持ってきて、皆でそれを食べながら、カラオケやゲームなどをするパーティーでした。でも、彼女は、来年からオーストラリアに行ってしまします。内心、私は、先生なしでどうすればいいんだろうって思いました。でも、今は心を許せるbest friendができ、楽しく海外での生活ができるようになりました。あと残り1年となりましたが、悔いの無いように充実した生活を送りたいと思います。


教育を考えるとき、ぜひ一度ご相談ください

留学する・しないを含め、まず一度ご相談ください。
最適な方法を一緒に考え、探しましょう。

大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
グローバル時代と言われて久しい昨今、子どもの教育・経験を考える時に「海外留学」も選択肢のひとつとして当たり前になってきました。少なくとも、子どもがそれを望んだ場合には、保護者は耳を傾け、機会を与えてあげてほしいと願います。

エディクムは「世界のどこに行っても活躍できる人になってほしい」と願いながら、50年の間に7,800人以上のお子さんの海外留学をサポートしてきました。その実績に基づきながら、1人ひとりに丁寧なカウンセリングを行います。気持ちが固まっていなくてもかまいません。あなたの留学への思いを聞かせてください。

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