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オーストラリア学校情報:オーストラリアへの留学の特長やメリット、エディクムの考え方などご紹介します。
オーストラリアへの留学
親日的で国際性豊かな社会
オーストラリアは、多民族・多文化国家で、ユニークかつ国際性豊かな社会を形成しています。そこで生活するだけで多様な価値観を学び、グローバルな視点で考えて行動できる国際人としての感覚が身につくはずです。オーストラリア政府が留学生の受け入れ、サポートに力を入れているため、どの学校でも質の高い教育を受けることができます。
温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、治安の良いオーストラリアでは、安全かつ快適な留学生活を送ることができるでしょう。また、大自然の中で行うアウトドア活動や、マリンスポーツなど、さまざまなスポーツに挑戦できるのも魅力です。
オーストラリア留学のメリット・留意点
メリット
- 11~12年生になると、スポーツや美術などの興味ある科目を専門的に学習することができる
- ESL(英語を母国語としない第1言語としての英語)教育が充実している
留意点
- 州による教育制度の違いや統一試験が異なるため、異なる州への転校が難しい
- 私立校の場合、入学時に高い英語力が必要
教育制度
特長
オーストラリアは6つの州に分かれており、教育はそれぞれの州の管轄下に置かれていますが、基本的にはイギリスの教育制度を参考にしています。日本の中高校に相当する中等教育機関の7割が公立校です。私立校はキリスト教系の学校が一般的です。
義務教育はYear10(高校1年)までですが、州によって就学年数が異なります。大学進学を希望する場合は、Year11(高校2年)から2年間の大学進学コースに進みます。 Year12(高校3年)終了時に修了試験を受け、その結果で進学が決まります。高等教育機関は、大学とTAFE(国立技術専門学校)の2つがあります。
大学は一般教養課程がなく、専門課程のみの3年間です。TAFEでは芸術から会計学まで実践的なコースが充実しており、就学年数はコースによって様々です。
ガーディアンシステム
ガーディアン(現地保証人)の登録を求められます。
以下に代表的なオーストラリアの教育制度をご紹介します(州によって異なります)。
- 小学校6年間、中学・高校(一貫)6年間
- 大学進学希望者は、11、12年生に進級します。
- 大学の多くは、一般教養課程がなく、専門課程のみの3年間です。
TAFE(国立技術専門学校)では芸術から会計学まで実践的なコースが充実しており、コースによって就学年数が異なります。
学年 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Primary School | Junior Secondary | Senior Secondary | University | ||||||||||||
Primary School | Junior Secondary | Senior Secondary | TAFE |
学期
新学期は1月末に始まり、4学期制です。
1学期(2月初旬~4月中旬)、2学期(4月末~7月上旬)、3学期(7月下旬~9月中旬)、4学期(10月初旬~12月初旬)で、学期間に2週間の休暇があります。
生活
滞在方法はホームステイが一般的です。私立校の場合、寮を備えている学校もありますが、全寮制ではありません。
入学時の注意点
英語力
私立校の多くは入学時に英語力を要求されます。英語が学校の求めるレベルに達していない場合、語学学校で3-12ヶ月程英語研修を受けなければならないこともあります。英語の補習コースを設けている学校もありますが、あくまでも補助的な位置付けです。
ビザ取得
3ヶ月以上の就学を希望する場合は、学生ビザの取得が必要です。
エディクムからのアドバイス
英語力により、語学学校での英語研修から留学がスタートする場合がありますので、直接、一般の学校での学生生活をスタートさせたい場合には、早めに留学の準備を開始することをおすすめします。ガーディアン(現地保証人)の登録を求める学校が多くありますが、ガーディアン費用が別途かかります。
私立校・公立校 費用例
学校名 | 私立校John Paul College | 私立校The Geelong College | 南オーストラリア州公立学区 |
---|---|---|---|
授業料 | $22,900 | $37,273 | $12,300 |
滞在費(寮又はホームステイ) | $18,200 | $21,936 | $12,320 |
強制加入保険費用 | $605 | $605 | $605 |
ESOL費 | 授業料に含む | 授業料に含む | 授業料に含む |
合計:1年間に必要な費用 | $41,705 | $59,814 | $25,225 |
A$1=90円(2018年1月現在) | ¥3,753,450 | ¥5,383,260 | ¥2,270,250 |
上記は1学年間の授業料・滞在費・食費の基本費用です。その他に航空券代、医療保険代、入学金、制服代、雑費(教科書、テクノロジー、アクティビティ費用など)預け金、小遣い、ビザ申請費、エディクムのサポート費用などが別途かかります。
オーストラリアへの留学体験談
エディクムの子どもたちは、ボーディングスクール、サマースクール、公立校含め、さまざまな学校に留学していきました。以下に紹介していますので、ご覧ください。
ホームステイの家族構成
私のホームステイ先には、お父さんとお母さん、23歳のお姉さんと一人暮らし中の20歳のお兄さん、そして15歳の妹がいます。妹は私と同じ学校に通っているので毎日登下校を一緒にしています。私は一人っ子なので、留学した当初は沢山の兄弟が一度にできてとても嬉しかったです。
ホストファミリーとの生活
オーストラリアに来た当初は色々なことに気を遣っていました。私は気にし過ぎるところがあるので、いつも人の顔色を伺っていました。また、日本人は嫌なことがあっても相手に対して正直に言わなかったり、嫌な頼み事でもつい受けてしまいがちです。私も典型的な日本人なので、ホストに対して嫌なことがあっても私さえ黙っていれば大事に至らずに済むと思い我慢してきました。そのため、今までホストとのケンカは一度もなかったのです。
留学して一番大変だったこと
それは、オーストラリアに来て11ヶ月が経ったときです。初めてホストマザーとケンカをしたのです。何が原因だったかというと…。オーストラリアの学校には、日本のような始業式や終業式といった学校行事が無く、普段と同じように授業があります。また、最後の日は、ビデオなどを用いた授業などが多く、現地の学生はあまり学校に行きません。ところが、前学期の終了日、いつもなら学校に行かないホストシスターがたまたま提出物のために学校に出かけることになったのです。
しかし、私は提出物などが無かったので友達と出かける約束をしました。そこで、ホストマザーに学校に行かないことを伝えると、「明日は通常の授業があるから行かなくてはダメ」と言われました。いつもの私なら、こんな風に言われたら諦めて学校に行くのですが、友達との約束もあるため、もう1回たずねてみました。すると、ホストマザーは機嫌を悪くし、「休みたければ休みなさい、そのかわり学校への連絡はしませんよ!」と言ったのです。こちらでは欠席時に学校への連絡が保護者から無い場合、無断欠席とみなされ成績に大きく関係します。ホストマザーの言葉を聞いた時、私は「プチンッ!」ときてしまいました。今までは休んでいても大丈夫だったのに、今回は出席しなければならないなんて「おかしい!」と思いました。そこで、私なりに抗議はしてみたものの、ホストマザーはダメだの一点張りでした。
ホストマザーとの小さなケンカ
このケンカの翌朝、私は何も無かったかのように、いつも起きる時間にホストマザーに起こされました。ホストマザーはすっかり私が学校に行くものと思っているみたいでした。ここで私が「学校にいかない」と言い出したら、また昨日の最悪ムードに戻りそうです。ただ、友達との約束も破りたくはありません。そこで、今回ばかりは誰か第三者に入ってもらわなければ解決できないと考え、私の現地保護者である庄司さんに電話で事情を話しホストマザーと話してもらいました。結果、ホストマザーは学校に半日だけ行くことを条件とし、早退届けにサインをしてくれました。後から聞くと、ホストマザーは私の頼み方が悪いとのことで腹を立てていたのだそうです。今思えばとても些細なことですが、私もあの時はすごく怒っていたのでホームステイ先を変えるつもりでいました。何度も変更しようと決心しかけたのですが、冷静に考えてみるとこのホストには今までよくみてもらっていましたし、これ以上の家族を見つけることは難しいのではと思い、結局これからも一緒に住むことを選択しました。
小さなケンカから学んだこと
これを機に、私の意思を伝えるようにしています。以来、今まであった「ぎこちなさ」も無くなり、段々と関係が良くなってきていると思います。このケンカから学んだことは「一度は言いたいことを言い合った方が上手くいくみたい」ということです。それに、いちいち細かいことを気にしていたら胃潰瘍になってしまいます。心を大きくして、鈍感なくらいに気にしないことが大切なのです!オーストラリアの人たちは、私達日本人が思うほど気を使う人たちではありません。好き嫌いを言ってくれ、自分の気持ちをしっかり伝えてくれます。ですから、私もオーストラリアに来て、心が広く(鈍感に??)なりつつあるようです!!