今年サマースクールに参加し、ボーディングスクールに進学。Y君の体験談です。
9月になりました。先週末から今週末にかけて、ボーディングスクールで
新学期を迎える留学生のみなさんが学校に戻り始めています。
現地校では、新学期開始後、オリエンテーションをする学校が多く、その
期間は科目を決めたり、寮生活に必要なものを調達したり、ゲームやキャ
ンプなどを通して親睦を深めたりします。現地校に到着後、留学生のみなさん
からの相談でやはり多いのは科目選択でしょうか。海外の学校では、日本
の大学と同じで、初めの1,2週間で履修した科目を見直すことができます。
希望通りの科目が取れた学生は良いですが、そうでない学生はこれから
先生との交渉が始まります。
その中で、今年から東海岸のボーディングスクールで留学を始めるのがY君
です。Y君は、ボーディングスクールへの進学前にサマースクールに6週間
参加しました。学校はアメリカの東部にあるWolfeboro Summer Schoolでした。
この学校は夏季のみ開校し、先生方は実際にボーディングスクールで教え
ている方ばかりです。湖に面した自然いっぱいのキャンパスでは、学生たち
はテントで生活をします。そして、勉強する教室もテントという、とても
ワイルドな環境ですが、伝統的なアメリカのキャンプを楽しめます。参加
期間中は、コンピューターやIPODなどの通信機器の使用は禁止。学校内
での勉強やアクティビティに集中して、参加できます。
Y君はESL3レベルある中で、一番上の上級コースに入りました。このクラス
は、英文学、ライティング、アメリカ史を学びます。クラスでの勉強量は
半端なく、持って行った電子辞書も使用禁止。わかならいことがあれば、
学校から配布された紙の英語辞書を使うか、先生に聞くしかありません。
読書の量も多く、毎日授業内で読む以外にも、入学する学校から課され
たサマーリーディングも毎日30ページほど読まなければなりません。
授業で書いた詩が高く評価され、学校のイベントで詩の朗読もしました。
6週間という短い間で、かなりの英語力が上達したようです。
ちょうど1年前の今頃に、Y君とお母さまがご来社され、留学手続きが開始
されました。最初は、まだ英語のレベルも初級程度で、留学の準備にも
本腰が入らなかったY君。10-11月にかけて来日されたボーディングスク
ールの先生方と面談を重ねていくうちに、目標を定められるようになり、
学校や英語の勉強への意欲を高めていきました。努力を重ねった結果、出願
時には、どの学校からも「ぜひ入学してほしい留学生」としてオファーを
もらえる学生になりました。入学校が決定した後も、留学に向けての勉強に
力を入れ夏休みは約束した通りESLの上級レベルに入り、留学1年目を迎え
る準備ができました。
今朝、先週末にアメリカへ飛び立ったY君からお手紙が届きました。今まで
の準備について、そして、これからの留学に向けての決意が書かれていま
した。日本代表として、4年間のボーディングスクールでの生活を思いっ
きりエンジョイしてくださいね!応援しています。
Y君とご家族は、昨年の秋のEDICMの留学セミナーやイベント、TABS主催
の留学フェアをとてもうまく活用され、最終的に自分にとって最良の学校
を選択をされました。みなさんもぜひ、イベントにできるだけ参加して、
良い準備をしてくださいね。