学校訪問が重要な理由
北半球のボーディングスクールは、9月~11月と1月~2月は、学校訪問のシーズンです。弊社のコンサルタントも、このシーズンになると頻繁に、担当の学生とそのご家族に同行し、ボーディングスクールを訪問します。学校訪問をせずに受験し、入学校を決めることはもちろん可能です。ただ、学校を実際に訪問することには想像以上のメリットもあります。
まず一番は、ホームページや紙面上では分からない「学生やスタッフの雰囲気」がよくわかること。温かい雰囲気なのか、きっちりした感じか、あるいは、勉強も運動もバリバリやる雰囲気なのか。ビジターを歓迎してくれる雰囲気なのか、逆に内部の結束がとても強い学校なのか。基本的な情報はネット検索で知ることができますが、学校それぞれの空気感や、キャンパスや校舎の雰囲気までは自分の目で見てみないと分かりません。このように、はっきりと言語化できない雰囲気を感じ、自分との相性をはかることができるという意味において、学校訪問は非常に有効な手段です。
また、学校訪問は多くの場合、面接や試験を兼ねています。特に面接については、Skypeなどで画面越しに行うよりも、対面で行う方が自分を出しやすく感じる学生が多く、また、日本から持参した自己紹介写真や製作した作品、特技の映像などをその場で見せることもできるなど、言葉以外のツールを使って自分を表せるという意味でも、特に英語力が限られている学生にとっては良い面も多くあります。
受験準備で時間のない中、複数の学校を訪問するのは大仕事ではありますが、受験は今後数年間を過ごす場所を選ぶ重要なタイミングであり、人生の大きなターニングポイントです。ボーディングスクール留学を検討されている方は、是非学校訪問も一緒に検討してもらえたらと思います。