ボーディングスクールに行く準備 その2
先日、ボーディングスクールに提出する書類のネット化について述べましたが、ここ数年で学校で使用する教科書をネット注文するシステムも普及されています。ネット注文を利用している学校では、新学期に学校で受け取れるように夏休み中に購入しなければ、授業の開始時に手元に教科書がないことになります。私たちもこの注文をお手伝いすることがあり、どんな教科書が使われているのかと参考することができ、興味深いものがあります。教科(数学や理科など)によっては、教科書が15000円近くするものもありますので、中古を販売しているケースもあります。私が高校時代は授業の初日に先生が教科書を配布し、学年が終わるときに回収をしていました。そのときに教科書が大きく破損していたり、落書きをされていたり、返却をしなかったりすると学校から教科書の請求書が届きました。実際は教科書を使い古すシステムですので、中には何年使っているのだろうという本もたくさんありました。まだこのシステムを続けている学校もありますが、ネット化が進化するにつれ、新学期前に教科書を購入し、学年末に不要の教科書を売却するシステムが増えたように感じます。
かなりの進学校になると、レギュラーの英語クラスでは5-7冊の長編小説やフィクションを1年間の授業で読む授業もあり、個々の内容について分析や考察をしますので、ボーディングスクールでの英語教育の深くて濃い内容にびっくりさせられます。夏休みにも3-4冊の本を課する学校が多いですので、自主的に読む本を含めると相当の読書量となります。こういう学生生活を送っている学生が高いレベルの思考能力を身につけていけるのも納得です。
その反面、サマーリーディング(夏の課題本)をないがしろにしている学生もいます。いくらいっても、「みんなも読んでないから、やらなくてもいい」という回答をします。そういう学生は英語力も伸びませんし、大学受験時には必要な英語力や成績に達せず、嘆く学生も少なくありません。まだ、サマーリーディングを終えてない留学生は今月に読み終えるようにしてくださいね。やるやらないでは雲泥の差がつくことでしょう。
教科書のネット注文を取り扱う会社の一つのサイト