ボーディングスクールとスポーツ
ボーディングスクールでは、勉強だけでなく、美術、音楽、演劇、リーダーシップ活動そしてスポーツ活動をとても大切にしています。Physical Education(通称:PE/体育)の授業がない学校では、放課後にスポーツ活動に参加することが必須になっており、それが体育の単位になっています。
他校と対抗試合をするCompetitive Levelと対抗試合をしないRecreational Levelに分かれ、初心者でもスポーツに参加できる仕組みを持っています。Competitive Levelにも、Varsity(1軍)、Junior Varsity(2軍)、The Third(3軍)、Freshman Team(9年生のみのチーム)など、レベル別のチームがあります。
人気のスポーツは、サッカー、アメリカンフットボール、野球、テニス、スキー/スノーボード、バスケットボール、アイスホッケー、ソフトボール、バレーボール、水泳、陸上などです。日本の学校と違い、スポーツは3シーズン制になっているため、秋はサッカー、冬はスキー/スノーボード、春は野球という組み合わせが可能です。チームの強さによってDivision 1(一部リーグ)、Division 2(二部リーグ)、Division 3(三部リーグ)などリーグが分かれており、Division 1で活躍した選手はアイビーリーグなどの難関名門大学へスポーツ推薦/特待生として入学する学生もいます。また、Division 3など下部リーグで活躍した選手でも、大学受験時に、スポーツの実績を自己アピールポイントして、難関名門大学への合格につなげる学生もいます。
ボーディングスクールは文武両道をモットーとしているので、どんなに才能ある選手でも一定以上の成績を取れない場合は、スポーツ活動停止の重い処分が下されます。難関名門大学でのレベルの高いAcademics(勉強)で一定以上の成績を収め、スポーツで活躍できる学生を獲得するために、大学の監督のボーディングスクールに対する注目度は年々高まっています。