イギリスのサマースクール:Bell Young Learners
本日、人気の高いサマースクールを提供しているイギリスのBell Language Schoolから Mrs. Alison Tomuraが来社してくれました。Bellが開催する子供向けのサマースクール(Bell Young Learners) は8月末まで開催されるプログラムもあり、また各国からの人数制限をしているので、参加したら日本人だけだったということはありません。場所柄、ヨーロッパの学生も多く参加します。
20年近くのお付き合いのあるBellですが、今日は改めてBellの創立者であるFrank Bell氏のお話を伺いました。

『Bell の創立者、Frank Bell氏はケンブリッジ大学でスペイン語とフランス語を学んでいる間に、第二次世界大戦が勃発しました。戦争に徴兵されたBell氏はすぐに捕虜となり、1940年から4,5年ほど捕虜キャンプで過ごすことになりました。そこでの毎日はとても退屈で絶望に直面した彼は、捕虜でSecret University(秘密の大学)を設立し、仲間同士で勉強を続けることになりました。Bell氏はスペイン語とフランス語を教えるなど、お互いの専門を教えあったそうです。その時分は、勉強にめぐまれた環境ではありませんので、手元にあったあらゆる紙(封筒、石鹸包装紙、タバコの包装紙の裏など)をノートとして使用しました。前後、ケンブリッジ大学に戻ったBell氏は、「『平和』のためにできるものはないかと思考をめぐらせ、『平和を保つ』一番の方法は『教育』である」という考えにたどり着きました。世界の人々が言語を通して理解し合うならば、国際的な理解と調和が存在することができるという信念から、Bell Lanugage Schoolを設立しました。
数名のヨーロッパの学生と一緒にスタートさせたBellですが、彼らが始めた奨学金制度の初めての学生は日本からでした。今、Bell氏の住居は学校の本部して使われています。
この話を聞いて、海外で勉強している学生たちは他国の学生たちと問題があっても、時間が経つうちに生涯の友達になったという話をよく耳にします。
今週の土曜日にイギリスのサマースクール説明会を行います。直接、Alisonさんのお話が聞けますので、イギリスのサマースクールにご興味ある方はぜひいらしてください。私たちでは説明しきれない「生の情報」を聞くことができます。まもなく、定員に達しますので、お早めにご予約ください。