アメリカ寮制学校--入寮日の様子
9月も半ばに入り、秋を感じられる季節になりましたね。
9月はアメリカ、カナダ、スイス等、北半球の学校に留学している学生にとって、新学年の始まりです。
エディクムから新入生として留学をスタートさせた学生達は、慣れない環境下で新生活に慣れるのに一所懸命な毎日を過ごしています。
さて、入学日(初日)はどんな感じなのでしょうか?
アメリカのマサチューセッツ州にあるボーディングスクール、The Williston Northampton School (WNS)の入寮日に密着してみましょう。
① 8:30 AM キャンパスに到着
これから留学生活が始まるにあたり、寮生はみんなとても一人では持ちきれない量の荷物と共に到着します。
WNSのキャンパスに入ると先生や在校生の先輩方があたたかく迎えてくれました。
受付まで案内してくださり、そこで名前を伝えて登録作業が行われます。そして次にどこに行くべきか書かれた白い用紙を受け取りました。
不安やわからないことばかりの新入生には、一人一人に「メンター」と呼ばれる先輩がついて1日中一緒にお手伝いをしてくださいます。
校内に入ってまずパスポートや保険証書などの貴重品をオフィスに預けます。
そして、当日のスケジュールや授業の時間割などが入ったファイル、学生カード、寮の鍵などが渡されました
② 9:00 AM 寮にチェックイン
荷物を持って寮へ向かいます。寮はキャンパス内外に複数棟あり、メンターが案内してくれます。
アメリカ人の寮生も保護者と一緒に到着し、部屋を整えていました。クローゼットからそのまま洋服を取り出したのでしょうか?ハンガーにつるしたまま運んでいました。
荷物を運びやすくするために、下記写真のような台車が置いてあります。
スーツケースや箱から荷物を取り出し、ベッドメーキングなどはすべて自分達で行います。
お部屋のデコレーションも自由で、アメリカ人の子の完成後はこの様な感じです↓
すっかり「自分の部屋」ですね。
部屋が整ったらメンターがキャンパスツアーを行ってくれます。どこの建物で何の科目の授業があるのか。
通りかかった先生やお友達を紹介してくれました!
③ 1:00 PM 全員で昼食
当日の昼食は屋外で楽しみました。
同じテーブルにはマレーシアから来た学生もいれば、アメリカ人の学生、寮に住んでいる先生もいて、これから一緒に過ごす方との顔合わせの時間となりました。
④ 1:00 PM - 2:00 PM 先生やアドバイザーとの顔合わせ
各科目の先生とアドバイザー(学校生活全般に渡りサポートしてくださる先生)がアルファベット順に並んでいて、挨拶をしに行きます。
自己紹介、授業内容についての説明、質問など1人5分~10分程先生とお話しができます。
⑤ 3:00 PM - 4:00 PM 新留学生用のオリエンテーション
オリエンテーションでは、今後留学生がスムーズに学校生活を送るための友達づくり、スケジュールの管理方法、学校のルールなどの説明が行われます。
まずはアイスブレークのゲームで緊張感をほぐし、新しい友達を作るところから始まりました。
オリエンテーション終了後、各自寮へ戻り少し休憩を取ります。その後、夕食、続いてミーティングが行われ、そして長い1日が終わりました。
オリエンテーションは入寮日のみならず、年度当初の2~3日間(長い学校は1週間程)続きます。学校外でオリエンテーショントリップ(1泊~の小旅行)を行う学校もあります。
The Williston Northampton Schoolでの到着日の様子は伝わりましたでしょうか。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、日本のように「入学式」というものはありませんでした。
初めて親元から離れて生活する新留学生にとって、入学初日は楽しみな気持ちもある反面、不安や緊張もたくさん感じていると思います。
そんな不安を忘れさせてくれる程様々なアクティビティやプログラムが企画されており、スタッフや在校生があたかかく迎え入れてくれました。