アメリカ男子校Blue Ridge Schoolでの面白いリサーチ(後)
アメリカ・バージニア州の男子校Blue Ridge Schoolでのリサーチ・プロジェクト、
自転車を模したデスクでペダルを漕きながら数学の授業に耳を傾ける学生達。
この動きによって突然学生達が数学に対して目覚め、新たな情熱を燃やしたり、
劇的に授業内容に集中できてしまうなど“特効薬”にはならなかったようですが、
幾人かの学生からは、「授業中に眠くならずに済む」「1日のはじめで気分が良くなる」
「おしゃべりや電話をいじっているよりも自転車をこぐ方がエネルギーを発散できる」等、
前向きなフィードバックがいただけたようです。
全ての教室にこのシステムを!と訴える学生もいるほどでした。
年度末に学生達の意見を取りまとめた調査では、83%がペダルを楽しんだと報告、
しかし「学校のマウンテンバイク・チームの辛い練習が思い出される」
「ペダルを漕ぐくらいじゃ全くもって動きが不十分」
「自分が授業中に求めているのは、身体的な動きではなく、精神的な休息」等、
役立つとは思えないと異を唱える学生も少なからず存在しました。
学校では学生の学習を改善するために何ができるのか(変えることができるか)を考え、
可能な限り解決策を試し、何を取り入れ何を切り捨てるのかを常に探求しています。
そう単純ではない男子のメンタル、今後のリサーチ&改革がまた楽しみなところです!
気分爽快、青空教室