アメリカ: ボーディングスクール(Boarding School)訪問②: Ross School
ボーディングスクール訪問2校目は、マンハッタンから車で東に約2時間の町East HamptonにあるRoss Schoolです。
広大なキャンパス、アットホームな寮、とても充実したスポーツ施設を持つDarlington Schoolが、Traditional(伝統的)でオーソドックスなボーディングスクールとすれば、Ross Schoolは、芸術と大学進学準備プログラムがバランスよく調和したニュースタイルのボーディングスクールということができます。
Ross Schoolは、1991年に、タイムワーナー社の元CEOのSteve J. Ross氏によって創立されたボーディングスクールです。幼稚園から高校3年生までの一貫教育を行っています。寮生は8年生から受け入れています。現在、寮生は約70名。そのうち留学生は45名。日本からの留学生は1名です。8年生~12年生までの全校生徒は約250名の小規模なボーディングスクールです。

ESLは初級からもっており、初級レベルの学生は、1日の授業のほとんどをESL授業を取り、レベルが中級、上級に上がるたびに、ESLの授業数が減り、通常の授業数が段階的に増えていきます。
学校の校舎内のいたるところに、美術品が展示されており、学生の作品も多数展示されています。現代アートだけでなく、アジアの美術品も多く展示されています。ボーディングスクールでは珍しく、フィルムメイキング(映画制作)の授業があり、最先端のコンピューターやソフトウェアを完備した教室があります。芸術・美術の授業を多岐にわたって提供し、選択授業、演劇/バレーダンス/アフリカンドラム/コーラス/ジャズバンド/写真/テレビスタジオ/映画製作など24種類の授業を提供しています。


寮は、学校のキャンパスから車で約5分はなられた場所にあり、寮生は毎朝、学校の車で登校し、夕食後のStudy Hall終了後に、学校の車で帰寮します。寮は、数十人が住む大きな寮ではなく、フルキッチンにリビングルームが完備された「家」が寮です。一つの寮には約10名の学生と2~3名の先生が生活しています。

