Purdue University (パデュー大学)
一昨日に発表されたノーベル化学賞の2人の日本人研究者のニュースは久しぶりに嬉しいニュースとなりました。受賞された根岸氏が教授をされ、鈴木氏も留学されたパデュー大学はインディア州にある州立大学で、理系分野ではとても有名な大学です。テレビでも紹介されていましたが、ここの航空宇宙工学は全米、いや世界でトップを誇る学部です。今現在、ヨーロッパのインターナショナルスクールを卒業したSさんがパデュー大学の航空宇宙工学で勉強し、日本に帰国するときにはオフィスによって大学の話をたくさん聞かせてくれます。そのため、私たちにとっては馴染みのある大学であり、身近な方が受賞されたような気分となりました。
根岸氏がおっしゃっていた「若者よ、海外に出よ」というお言葉はとても感動いたしました。また、彼の海外に長年いても日本人であるという誇りを忘れずにいられるのを聞いたときには、まさに弊社の目指すところと同じだという共感を抱きました。一度、海外にでて、外から日本をみることで、日本の良さを改めて分かり、日本人だという自覚をしっかり持ちながら、海外とのネットワークを広げることができます。
一つ残念なのは、海外で勉強してきた高校生たちが日本の大学で理数系を学びたいという場合、文系と比べて窓口が狭く、日本の大学受験をあきらめるか、理数系を辞めて文系に変更します。もう少し、日本の理工学部も海外で経験してきた未来の研究者たちの受入れを積極的にしてほしいなと毎回ノーベル賞のニュースを見るたびに思います。もちろん、引き続き海外の大学で研究している卒業生たちは学部だけでなく、大学院も引き続き海外で研究する学生も少なくありません。
この10月から11月にかけて、北米(アメリカやカナダ)の高校がたくさん来日します。北米のボーディングスクールの理数系科目は大学レベルの勉強までできるほど、レベルの高い教育を提供しています。講義中心の授業ではなく、実験を多く取り入れた授業を展開しています。どの学生も卒業までには1つか2つの実験を取り入れた理系科目を取ることを必須の学校も多いです。留学はまだという方もこういう機会に海外の先生方と会われて、どういった教育を北米ではしているのかを知るのもいいのではないでしょうか?
11月2日は50校のアメリカやカナダのボーディングスクールがANAホテルでフェア(説明会)を開催します。その前に、ボーディングスクールについて知りたいという方は10月16日のアゴスとの共同セミナーと10月30日の事前説明会にお越しください。