【St. George's School in Switzerland Dr. Eigenbrot校長来社】
スイスのフランス語圏の町MontreuxにあるSt. George’s School in SwitzerlandのDr. Eigenbort校長先生が来社されました。
St. George’s School in Switzerlandは幼稚園生から高校3年生までの約400名が通う共学の私立寮制学校です。規律を重んじる教育を提供する学校としてもスイス国内外から高い評価を受けている学校です。
Dr. Eigenbortは4年前に同校の校長に就任しました。毎年必ず1度は来日し、在校生の父兄との面談や入学希望者との面接などを行っています。Dr. EigenbortはBBC(イギリス国営テレビ)で勤務していた経歴を持ち、NHKの教育番組の作成にも携わったこともあります。その当時から親交の深い日本人の友人が数名おり、15年前から毎年1回は来日して、日本各地を旅しています。
Dr. Eigenbortは「サイエンスを世界中の子供に広める」活動を長年続けており、これまでに日本だけでなく世界各地で理科の実験を通してサイエンスの魅力を子供たちに伝える講演を何度も行ってきました。また根っからの教師で、今年はコンピューターの授業を担当し、学校の敷地内にある学生寮の隣に住み、常に学生と接する環境に身を置いています。学校でだれよりも学生のことを知っている先生でいたい、と言っていました。
近年、スイスの私立寮制学校にロシア人学生の数が急増していることについて、Dr. Eigenbort校長先生自身もロシア出身なので、ロシア人もしくはロシア語を第1言語としてる国の学生の願書が毎年数多く届く。どの学校でもロシア人/ロシア語をしゃべる学生は数十人いるが、それらの学生の入学枠は少ないので厳しい審査に合格した学生のみがSt. George’s Schoolに入学していると説明してくれました。
ロシア人が急増した背景には、ロシア国内の政情不安や経済状況などもその理由だが、スイスで教育をうけ、スイスのホテルマネージメントスクールを卒業し、ロシアに戻ると、お給料の仕事に就くことができるそうです。質の高い教育⇒お給料のいい仕事につけるというロシア社会の現状を知ることもできました。