アメリカ、ロサンジェルス郊外に開校したボーディングスクール
EF Academy International Boarding School パサデナ校
アメリカのボーディングスクールの多くは東海岸の緑豊かな場所に広大なキャンパスを有していますが、2022年にロサンジェルス郊外に誕生したのが、EF Academy International Boarding School, Pasadenaです。
南カリフォルニアの温暖な気候、ダウンタウンに近い高級住宅街の中にキャンパスがあり、買い物や地域のイベントにもアクセスが容易です。近隣にはカリフォルニア工科大学、NASAジェット推進研究所、ローズ・ボウル・スタジアムがあり、都会型の寮制学校と言えます。
開校して2年目を迎え、9年生~12年生の学生約250名が学んでいます。国籍は約40ケ国、総数の約四分の一がアメリカ人学生です。校長のSally Mingarelliさんと教務主任のNicloe Windmonさんがエディクムを訪れ、EF Academyの教育理念や地の利を活かし、時代にあった数々の体験型学習の例を紹介してくださいました。
学習面ではアメリカの高校卒業資格を取得するカリキュラムですが、15科目のAdvanced Placementも提供しています。英語力が低い学生には4月~6月までブリッジプログラム呼ばれるESLの準備コースを提供し、新学期前に集中して英語力を上げることを期待されています。
カリフォルニア州の学校であるため、卒業時にはUniversity of California(以下UC)を含む大学に出願する準備を整えています。学習のカリキュラムは当然として、UCが求める人物像をアピールするため、在学中は学業のみならず、グローバルリーダーシップ教育にも力を入れています。例えば国連のSDGsの17個の目標のうち一つを選び、20人が一グループとなり、毎年地域の問題解決プロジェクトを立ち上げ、実行し、最後にシャークタンクテレビショーのように、発表会で競い合います。
また、近隣の研究機関やリーダー企業と提携し、体験学習やインターンシップの機会を設けます。UCは多様性に満ちた社会で、問題を見つけ、解決し、社会を変革するリーダーを望んでいます。従って、高校時代にどんな活動をし、どのようなチェンジメーカーとしての役割を果たしたのか、強いポートフォリオを作成し、難関大学への出願に備えます。
学生寮には寮専門のアドバイザー、ハウスペアレントや寮担当責任者という複数の管理者が常駐し、学生の生活全般をサポートしています。また、24時間体制で専門家による警備が行われています。
※イー・エフ・エデュケーション・ファーストは海外語学研修や教育ツアー、ビジネススクール等1965年以来何百万人もの人々の留学や文化交流のお手伝いをしている国際教育機関です。詳細はEF Academy日本事務局にお問い合わせください。
電話:050-1743-1439
メールアドレス:japan@efacademy.org
(本記事公開時にメールアドレスに間違いがあったため訂正しました。大変失礼いたしました。)