学校説明会開催報告:カナダ公立高校 サニッチ教育学区
10月3日(日)にカナダ公立高校、サニッチ教育学区(ブリティッシュコロンビア州)の学校説明会を開催しました。現地時間は10月2日(土)18:00、留学生プログラムの責任者であるMr. Spencer Greyが自ら概要を説明。
ホストファミリーと共に過ごし、地元の公立高校に通いながら、単位の取得のみならず異文化を体験できることがホームステイの魅力です。同様の経験が可能なニュージーランドは、2020年春から国境が閉鎖され、学生ビザの発給も停止しているため、カナダ公立高校への関心は例年以上に高まっています。
カナダには留学生を受け入れている公立学区が数多くありますが、サニッチ教育学区は20年前からプログラムを運営。インターナショナルプログラムの強みや他学区との違いを語っていただきました。
サニッチ教育学区について
サニッチ教育学区は、ブリティッシュコロンビア州、バンクーバー島南部のサニッチ半島に位置します。学区には3校あり、その全てにインターナショナルスチューデントプログラム(SISP)を設置。ヴィクトリアの中心地に近く学生数が最大のClaremont School、室内ロッククライミング設備を備える中規模校Stelly’s School、3校で一番小規模でアットホームな雰囲気のParkland Schoolは海に面したシドニーの町にあり、数多くの選択科目の中でも特にアートに定評があります。
どのキャンパスも小規模な街と大自然の両方を満喫できる環境にあり、留学生は各校の立地や選択科目、またスポーツアカデミー(ゴルフ、柔道、セーリング、バドミントン、クライミング等)と呼ばれる専門的に学べるプログラムの有無で学校を選択可能。Mr. Spencer Grayが特に強調していたのは、サニッチ教育学区では同じ言語を話す留学生数の受入れを最大15名までと制限し、現地のカナダ人学生と交流するアクティビティを数多く取り入れている点でした。
留学生同士が行動を共にする機会を減らし、現地の生活に早く馴染めるよう全力でサポート。ホームステイコーディネーターを配置し、留学生とホームステイ家族に対するきめ細やかなケアにも定評があります。まだ世界中がコロナ禍にあるため、ホームステイの数に限度があることから、2022年9月入学を希望する場合、2021年12月頃には手続きを開始することを推奨しています。
サニッチ教育学区(Saanich School District)ウェブサイト
卒業生C.S.さんの体験談
セミナーでは、C.S.さん(日本の中学校卒業後、Stelly’s Schoolに留学し、現在ヴィクトリア大学の3年生)が体験談を話しました。得意なダンスを活かし、現地のダンススクールで日本人初となるオーディションに合格、学校のイベントではソロでダンスを披露するなど活躍した日々でした。
自らの高校時代の写真と動画を紹介してくださり、多くの友達、親切なホストファミリーに支えられていたことがよくわかりました。その一方、留学開始当初は英語が理解できず苦労したこと、授業で判らない内容がある時はすぐに先生に質問し翌日に持ち越さないようにしたこと、自分から話しかけ友達作りのきっかけとしたこと等、人一倍努力したことも功を奏しました。
将来は舞台監督や舞台制作に携わる仕事につきたいとの希望を持ち挑戦し続けるC.S.さん、持ち前の明るさと高校留学で培ったチャレンジ精神できっと夢を掴むことができるでしょう。今後の更なる飛躍を期待しています。