エディクムBLOG

先輩から新たな入学者へのアドバイスセッションを実施

エディクムでは、8月の初めに「進学先の先輩から新たな入学者へのアドバイスセッション」を持ちました。チェコ国立大学医学部予備コースを修了したSさんと今年10月から同コースで履修を開始するUさん、またEmbry-Riddle Aeronautical University(エンブリー・リドル航空大学)3年生のMさんと8月から同校へ入学するGさんの顔合わせ。いずれも海外の高校を卒業している、という共通点を持っており、セッションはスムーズに進みました。

チェコ国立大学医学部予備コース修了のSさんからUさんへのアドバイス

10月からチェコ国立大学医学部予備コースに進学するUさん(カナダのボーディングスクール出身)に、同校修了のSさん(イギリスのインターナショナルスクール出身)からアドバイスをしていただきました。



Uさん:予備コースでの学習プログラムについては把握しているつもりですが、実際のところはどのような内容でしょうか。

Sさん:生物、化学、物理に加え、チェコ語、ラテン語、医療英語の授業があります。1週間に一度の頻度でテストがあり、1か月毎に各科目のテストがあるので、日頃の授業をきちんと受け、習ったことを知識として定着させていれば特に問題ありません。

Uさん:チェコ語は馴染みがないので、習得できるかどうか不安です。

Sさん:日常生活でチェコ語は必須です。大学がある場所は大都市ではないので、英語はほとんど通じません。そのため、買い物等ではチェコ語ができないと大変です。今後に予定されている病院実習の際、患者さんとのコミュニケーションでも(チェコ語は)欠かせない、と聞いています。

その他、食材や現地の物価、交通手段等、Uさんからの様々な質問に対し、Sさんが丁寧に回答していました。現地へ到着した後は、お互いに忙しい日々を過ごすことになりますが、Uさんは「休暇の時にプラハで一緒に時間を過ごすことができれば嬉しい」と期待を膨らませています。

チェコ国立大学医学部

チェコのマサリク大学とカレル大学医学部は、世界中から留学生を受け入れており、日本からの学生募集をチェコ医科大学事務局と共同で開始しました。医学部英語プログラムでは、国際的にも評価の高い医学教育と最先端の医療施設でグローバルに活躍できる医師を育成、世界へ輩出しています。

チェコ国立大学医学部ウェブサイトより

Embry-Riddle Aeronautical University修了のMさんからGさんへのアドバイス

8月からEmbry-Riddle Aeronautical Universityに進学するGさん(カナダのボーディングスクール出身)に、同校修了のMさん(アメリカのボーディングスクール出身)からアドバイスをしていただきました。

Gさん:今、履修科目登録を行っているのですが、フライト訓練は秋学期から開始した方がよいのか、生活に馴れる春まで待つべきなのかを教えてください。

Mさん:Gさんはカナダの高校を卒業し、英語でのコミュニケーションに問題はないはずだから、秋から開始し単位を取得した方がよいと思います。理由は、フライト訓練は天候に左右されるため、予定していてもその通りに進まないことが多々あること、そして在学中に取得するライセンスは5種類と多いからです。

Gさん:フロリダ州はサンダーストームが頻繁に襲来しますが、安全を確保する手段は何ですか。

Mさん:基本的に大学の建物内は安全ですが、予報は確実にあたるため数日前から別の州へ移動することもできます。

Gさん:夏休みも学校に残り、夏学期の単位を取得した方がよいですか。

Mさん:自分は大学で最も上位のフライトライセンスと就労ビザを取得し、この大学で教官として働きたいと考えているので、夏休み期間中もできる限りフライト訓練を行い、日本に帰国する期間は最小限に抑えていました。

Gさん:先日、滞在する寮の案内を貰いましたが、食事や各設備はどのような感じでしょうか。

Mさん:ダイニングホールはサラダバー、スープバー、メインディッシュをはじめ充実しています。寮内にはジムもあり、トレーニングはいつでもできます。各自の部屋のスペースは広くないので、荷物は最小限にしておくとよいと思います。

旅客機のパイロットになるという共通の目標を持つ2人の間のやりとりは、時折Mさんから専門用語も飛び出し、また自身の健康面の管理を含め意識の高さを感じました。フロリダの青空のもと、フライトに関する理論と実践を十分に身につけ、目標に向かって邁進することを期待しています。

Embry-Riddle Aeronautical University(エンブリー・リドル航空大学)

1925年創立。パイロットのJohn Paul Riddleが実業家であるT. Higbee Embryと出会い、共同で設立したフライトスクールが前身である。このパートナーシップが、のちに137,000人の卒業生を輩出するアメリカでも最大級の私立航空大学、大学院へと発展した。

Embry-Ridde Aeronautical Universityウェブサイトより

新しい世界へ足を踏み入れる際、誰もが期待に胸を膨らませると同時に緊張します。自分の進学先にエディクムの卒業生が関わっていることは、一つの安心材料となるのではないでしょうか。

また多くの卒業生からの「自分が役に立てることがあれば、いつでも声をかけてください」との申し出を大変ありがたく、また嬉しく受け止めています。留学説明会で通訳を務めたり、体験談を活き活きと語る卒業生の姿に、私達スタッフも励まされています。


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大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
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