高校生の留学とは?
エディクムがサポートする高校生の90%は、留学先の高校を卒業することを目的とした留学です。多くの学生は、日本の高校を辞めて留学し、高校卒業後には大半の学生が国内外の専門学校や大学へ進学をしています。
その他に、希望や目的に応じ数ヶ月〜1年間ほどの短期留学を希望する学生もいますが、日本の学校を休学して1年間留学でも、画一的な交換留学(学校選びができない。終了後は帰国しなければならない)ではないので、それぞれの目的に合わせて世界中から本人に合った学校を選ぶことができます。留学先が気に入り、1年間留学から高校卒業目的に留学プランを変更する学生もいます。
近年、海外の高校は身近な進学先の一つとなりました。卒業後は海外の大学だけでなく、日本の大学にも帰国子女枠・アドミッション入試などができるようになってきました。高校卒業後の語学留学や大学留学よりも、自分で考え行動できる「自立」した大人へのステップとなることが多いです。
高校生の留学の特長
語学力
初めて留学する高校生の英語力は「ゼロ」レベルから英語検定準1級レベルまでさまざまです。そのため、留学後に一般の授業についていけるだけの英語習得にかかる時間は、学生によって異なります。初級ESL(英語を母国語としない又は第1外国語としての英語)プログラムのある学校には英語力が心もとなくても入学できますが、ESLのない(または、上級レベルしかない)学校では、英語の試験、高校入学前に現地の語学学校で数ヶ月~1年程度の英語を学ぶことなどを要求されることがあります。
エディクムからのアドバイス
日本では「英語ができる人」=「英語を話すのがうまい人」と認識している人が多いと思います。しかし、本当に「英語ができる人」というのは、文法が身についていて、文章力があり、読解力が高い人です。もちろん会話が上手であれば生活は便利ですが、留学先で最も必要とされるのは、「読解力」と「筆記力」です。日本での英語学習は文法に力を入れている学校が多いですが、正しい英語を話す、書くためには、避けて通れないものです。特に高校から留学を考えている方は、英語の文章がどのようにして成り立っているのかを理解することが重要です。
留学時期
中学3年生から
高校留学とはいえ、エディクムには中学3年生から留学する学生が多くいます。海外には高校が4年制(中学3年生~高校3年生)の学校が多く、中学3年生へ入学すれば高い英語力が要求されない学校もあります。また、ほとんど留年することなく4年間で卒業し、英語力がネイティブのレベルに達する学生もいます。この時期の留学は、国内のインターナショナルスクールに通っていた学生も目立ちます。
高校1年生から
中学校を卒業することで日本式義務教育システムから解放されるため、家族からの留学許可が出やすくなります。ESL(英語を母国語としない又は第1外国語としての英語)初級プログラムを受けなければならない英語力の低い学生でも、学校によっては3年間で卒業できます。可能であれば、中学生の時にサマースクールを体験することをお勧めします。
高校2年生から
将来のことを自ら真剣に考えだすのが高校2年生。
- 「世の中の仕組みが少しわかり夢が世界に広がった」
- 「大学受験を考えると今が1年間留学できる最後のチャンスだ」
- 「受験の失敗で進学した高校に不満がある」
など、留学のきっかけはさまざまです。留学生受入校のほとんどでは日本での単位を認めているので、高校1年生を修了していれば理論的には高校2年生から入学できます。しかし、授業についていけるだけの英語力がない学生は、学年を落として高校1年生から3年間を考えるようにお勧めしています。この期間の1年間、勉強の時間を余分に費やすことは、これからの人生にプラスであってもマイナスにはならないでしょう。
高校3年生から
高校2年生の留学ケースと同様、日本で高校2年間をきちんとした成績で修了していれば、留学先で高校3年生になる資格ができます。しかし、相応の英語力がなければ留学して1年間での卒業はほぼ無理だと考えられます。英語習得に1年程度をかけ、合計2年間の留学で卒業できると考えましょう。なお、ボーディングスクールや私立校では高3(12年生)からの受け入れをしない学校もあります。
留学例
エディクムのOB・OG 7,800人以上の中から、高校生から留学したケースをご紹介いたします。
ケース1
16歳 | 高校1年生 |
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アメリカ サマースクール 参加 |
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16歳 | 高校1年生 |
アメリカ ボーディングスクール 入学 |
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18歳 | 高校卒業 |
アメリカ ボーディングスクール 卒業 |
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18歳 | 大学1年生 |
アメリカ 4年制大学 入学 |
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20歳 | 日本の大学に編入 |
日本 4年制大学の3年生に編入 |
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22歳 | 大学卒業 |
日本 大学を卒業 |
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24歳現在 | 大手ホテルに就職 |
日本 大手ホテルに就職 |
ケース2
16歳 | 高校1年生 |
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ニュージーランド ボーディングスクール 入学 |
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18歳 | 高校卒業 |
ニュージーランド ボーディングスクール 卒業 |
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18歳 | 大学1年生 |
オーストラリア Griffith大学 入学 |
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22歳 | 大学卒業 |
アメリカ 半年間、アメリカの大学で研修 |
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22歳現在 | デンマーク資本の会社に就職 |
日本 デンマーク国籍の会社の日本法人に就職 |
ケース3
16歳 | 高校1年生 |
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スイス ボーディングスクール 入学 |
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18歳 | 高校卒業 |
スイス ボーディングスクール 卒業 |
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18歳 | 大学1年生 |
アメリカ 4年制大学 入学 |
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22歳 | 大学卒業 |
アメリカ 大学を卒業 |
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23歳現在 | アメリカで就職 |
アメリカ アメリカの日系通信企業に就職 |
※上記の年齢・学年は、日本で使用される年齢・教育制度による学年としております。
高校生の留学実績・体験談
エディクムの子供たちは、ボーディングスクール、サマースクール、公立校含め、さまざまな学校に留学していきました。以下に紹介していますので、ご覧ください。
留学内容
日本で高校1年生を修了し、ニュージーランドのロトルアへ留学して1年8ヶ月が経ちます。今は、ホームステイ先から現地のJohn Paul Collegeに通っています。昨年Year12が終わり、今年は最上級生のYear13になります。卒業後は、日本の大学に進学する予定です。
学校生活
昨年は印象に残ったことが2つあります。1つ目は、Year12にしか体験できない3泊4日の冬の地獄のキャンプです。これは、皆で力を合わせてグループごとに競っていくものです。1日目は、到着して休憩する間もなく競技が始まりました。まずグループで力を合わせて約2メートル以上の塀を何もなしで乗り越える競技です。背が高い人が、低い人を先に越えさせていきます。次にゼリーを混ぜてある泥沼を這っていく競技です。ドロドロになりながらも、すごく楽しかったです。
2日目からは、本格的な競技が始まります。たとえば、ロケットボート、ロッククライミング、カヌー、アニマルサバイバル、急流滑り台 そして自然の木やロープを渡されての筏作りなど。このすべての競技には、水と泥が全て関係しています。アニマルサバイバルは、敵から逃げるために深い泥の中を泥だらけになりながら走り続けます。この深い泥の中に足を入れると歩けないほどのドロドロの泥です。でも、止まっていると敵に捕まるので、その中を走らないと駄目なのです。また、自然の木やロープを渡されて筏を作り、それに乗ってゴールまで小さいオールで漕ぎます。あまり進まないので、皆で漕いだり泳いだりしながら行きます。内心、なぜこんな寒い中にビショビショになり、そして泥だらけにならないと駄目なのという感じでした。でも、今考えれば、日本で経験出来ないキャンプだったので、とてもよい思い出になりました。
2つ目は、Internationalと英語の先生のコーデュラとの出会いです。彼女は、数ヵ国が話せ、もちろん日本語も話すことができます。彼女は、皆の相談にのり、真剣に学生のことを考えてくれました。そして、彼女は、私たちの親代わりでもあり、時々私達に口うるさい時もありました。英語の時間では、Internationalの生徒が数人集まりessay、文法、本読み、楽しい会話などが基本的に行われています。もし理解できないことがあれば、真剣に私達に説明をしてくれました。
一昨年の11月には、彼女の自宅で留学生が集まってBBQパーティーが行われました。1人一品ずつの食べ物を持ってきて、皆でそれを食べながら、カラオケやゲームなどをするパーティーでした。でも、彼女は、来年からオーストラリアに行ってしまします。内心、私は、先生なしでどうすればいいんだろうって思いました。でも、今は心を許せるbest friendができ、楽しく海外での生活ができるようになりました。あと残り1年となりましたが、悔いの無いように充実した生活を送りたいと思います。