高校生の留学

高校生の留学とは?


エディクムがサポートする高校生の90%は、留学先の高校を卒業することを目的とした留学です。多くの学生は、日本の高校を辞めて留学し、高校卒業後には大半の学生が国内外の専門学校や大学へ進学をしています。

その他に、希望や目的に応じ数ヶ月〜1年間ほどの短期留学を希望する学生もいますが、日本の学校を休学して1年間留学でも、画一的な交換留学(学校選びができない。終了後は帰国しなければならない)ではないので、それぞれの目的に合わせて世界中から本人に合った学校を選ぶことができます。留学先が気に入り、1年間留学から高校卒業目的に留学プランを変更する学生もいます。

近年、海外の高校は身近な進学先の一つとなりました。卒業後は海外の大学だけでなく、日本の大学にも帰国子女枠・アドミッション入試などができるようになってきました。高校卒業後の語学留学や大学留学よりも、自分で考え行動できる「自立」した大人へのステップとなることが多いです。

高校生の留学の特長

語学力

初めて留学する高校生の英語力は「ゼロ」レベルから英語検定準1級レベルまでさまざまです。そのため、留学後に一般の授業についていけるだけの英語習得にかかる時間は、学生によって異なります。初級ESL(英語を母国語としない又は第1外国語としての英語)プログラムのある学校には英語力が心もとなくても入学できますが、ESLのない(または、上級レベルしかない)学校では、英語の試験、高校入学前に現地の語学学校で数ヶ月~1年程度の英語を学ぶことなどを要求されることがあります。

エディクムからのアドバイス

日本では「英語ができる人」=「英語を話すのがうまい人」と認識している人が多いと思います。しかし、本当に「英語ができる人」というのは、文法が身についていて、文章力があり、読解力が高い人です。もちろん会話が上手であれば生活は便利ですが、留学先で最も必要とされるのは、「読解力」と「筆記力」です。日本での英語学習は文法に力を入れている学校が多いですが、正しい英語を話す、書くためには、避けて通れないものです。特に高校から留学を考えている方は、英語の文章がどのようにして成り立っているのかを理解することが重要です。

留学時期


中学3年生から

高校留学とはいえ、エディクムには中学3年生から留学する学生が多くいます。海外には高校が4年制(中学3年生~高校3年生)の学校が多く、中学3年生へ入学すれば高い英語力が要求されない学校もあります。また、ほとんど留年することなく4年間で卒業し、英語力がネイティブのレベルに達する学生もいます。この時期の留学は、国内のインターナショナルスクールに通っていた学生も目立ちます。

高校1年生から

中学校を卒業することで日本式義務教育システムから解放されるため、家族からの留学許可が出やすくなります。ESL(英語を母国語としない又は第1外国語としての英語)初級プログラムを受けなければならない英語力の低い学生でも、学校によっては3年間で卒業できます。可能であれば、中学生の時にサマースクールを体験することをお勧めします。


高校2年生から


将来のことを自ら真剣に考えだすのが高校2年生。

  • 「世の中の仕組みが少しわかり夢が世界に広がった」
  • 「大学受験を考えると今が1年間留学できる最後のチャンスだ」
  • 「受験の失敗で進学した高校に不満がある」

など、留学のきっかけはさまざまです。留学生受入校のほとんどでは日本での単位を認めているので、高校1年生を修了していれば理論的には高校2年生から入学できます。しかし、授業についていけるだけの英語力がない学生は、学年を落として高校1年生から3年間を考えるようにお勧めしています。この期間の1年間、勉強の時間を余分に費やすことは、これからの人生にプラスであってもマイナスにはならないでしょう。

高校3年生から

高校2年生の留学ケースと同様、日本で高校2年間をきちんとした成績で修了していれば、留学先で高校3年生になる資格ができます。しかし、相応の英語力がなければ留学して1年間での卒業はほぼ無理だと考えられます。英語習得に1年程度をかけ、合計2年間の留学で卒業できると考えましょう。なお、ボーディングスクールや私立校では高3(12年生)からの受け入れをしない学校もあります。

留学例

エディクムのOB・OG 7,800人以上の中から、高校生から留学したケースをご紹介いたします。

ケース1

16歳 高校1年生
アメリカ
サマースクール 参加
16歳 高校1年生
アメリカ
ボーディングスクール 入学
18歳 高校卒業
アメリカ
ボーディングスクール 卒業
18歳 大学1年生
アメリカ
4年制大学 入学
20歳 日本の大学に編入
日本
4年制大学の3年生に編入
22歳 大学卒業
日本
大学を卒業
24歳現在 大手ホテルに就職
日本
大手ホテルに就職

ケース2

16歳 高校1年生
ニュージーランド
ボーディングスクール 入学
18歳 高校卒業
ニュージーランド
ボーディングスクール 卒業
18歳 大学1年生
オーストラリア
Griffith大学 入学
22歳 大学卒業
アメリカ
半年間、アメリカの大学で研修
22歳現在 デンマーク資本の会社に就職
日本
デンマーク国籍の会社の日本法人に就職

ケース3

16歳 高校1年生
スイス
ボーディングスクール 入学
18歳 高校卒業
スイス
ボーディングスクール 卒業
18歳 大学1年生
アメリカ
4年制大学 入学
22歳 大学卒業
アメリカ
大学を卒業
23歳現在 アメリカで就職
アメリカ
アメリカの日系通信企業に就職

※上記の年齢・学年は、日本で使用される年齢・教育制度による学年としております。


高校生の留学実績・体験談


エディクムの子供たちは、ボーディングスクール、サマースクール、公立校含め、さまざまな学校に留学していきました。以下に紹介していますので、ご覧ください。


ニュージーランドの公立校に通ったR.I. さん

学校名 John Paul College
学校の種類 公立校(共学)
滞在国 ニュージーランド
滞在開始学年 高校2年生
滞在期間 2年間 08年5月~10年12月
滞在方法 ホームステイ

留学内容

日本で高校1年生を修了し、ニュージーランドのロトルアへ留学して1年8ヶ月が経ちます。今は、ホームステイ先から現地のJohn Paul Collegeに通っています。昨年Year12が終わり、今年は最上級生のYear13になります。卒業後は、日本の大学に進学する予定です。

学校生活

昨年は印象に残ったことが2つあります。1つ目は、Year12にしか体験できない3泊4日の冬の地獄のキャンプです。これは、皆で力を合わせてグループごとに競っていくものです。1日目は、到着して休憩する間もなく競技が始まりました。まずグループで力を合わせて約2メートル以上の塀を何もなしで乗り越える競技です。背が高い人が、低い人を先に越えさせていきます。次にゼリーを混ぜてある泥沼を這っていく競技です。ドロドロになりながらも、すごく楽しかったです。

2日目からは、本格的な競技が始まります。たとえば、ロケットボート、ロッククライミング、カヌー、アニマルサバイバル、急流滑り台 そして自然の木やロープを渡されての筏作りなど。このすべての競技には、水と泥が全て関係しています。アニマルサバイバルは、敵から逃げるために深い泥の中を泥だらけになりながら走り続けます。この深い泥の中に足を入れると歩けないほどのドロドロの泥です。でも、止まっていると敵に捕まるので、その中を走らないと駄目なのです。また、自然の木やロープを渡されて筏を作り、それに乗ってゴールまで小さいオールで漕ぎます。あまり進まないので、皆で漕いだり泳いだりしながら行きます。内心、なぜこんな寒い中にビショビショになり、そして泥だらけにならないと駄目なのという感じでした。でも、今考えれば、日本で経験出来ないキャンプだったので、とてもよい思い出になりました。

2つ目は、Internationalと英語の先生のコーデュラとの出会いです。彼女は、数ヵ国が話せ、もちろん日本語も話すことができます。彼女は、皆の相談にのり、真剣に学生のことを考えてくれました。そして、彼女は、私たちの親代わりでもあり、時々私達に口うるさい時もありました。英語の時間では、Internationalの生徒が数人集まりessay、文法、本読み、楽しい会話などが基本的に行われています。もし理解できないことがあれば、真剣に私達に説明をしてくれました。

一昨年の11月には、彼女の自宅で留学生が集まってBBQパーティーが行われました。1人一品ずつの食べ物を持ってきて、皆でそれを食べながら、カラオケやゲームなどをするパーティーでした。でも、彼女は、来年からオーストラリアに行ってしまします。内心、私は、先生なしでどうすればいいんだろうって思いました。でも、今は心を許せるbest friendができ、楽しく海外での生活ができるようになりました。あと残り1年となりましたが、悔いの無いように充実した生活を送りたいと思います。


オーストラリアの公立校に通った松井 加世 さん

学校名 Melville Senior High School
学校の種類 公立校(共学)
滞在国 オーストラリア
滞在開始学年 高校1年生
滞在期間 3年間 01年5月~03年12月
滞在方法 ホームステイ

ホームステイの家族構成

私のホームステイ先には、お父さんとお母さん、23歳のお姉さんと一人暮らし中の20歳のお兄さん、そして15歳の妹がいます。妹は私と同じ学校に通っているので毎日登下校を一緒にしています。私は一人っ子なので、留学した当初は沢山の兄弟が一度にできてとても嬉しかったです。

ホストファミリーとの生活

オーストラリアに来た当初は色々なことに気を遣っていました。私は気にし過ぎるところがあるので、いつも人の顔色を伺っていました。また、日本人は嫌なことがあっても相手に対して正直に言わなかったり、嫌な頼み事でもつい受けてしまいがちです。私も典型的な日本人なので、ホストに対して嫌なことがあっても私さえ黙っていれば大事に至らずに済むと思い我慢してきました。そのため、今までホストとのケンカは一度もなかったのです。

留学して一番大変だったこと

それは、オーストラリアに来て11ヶ月が経ったときです。初めてホストマザーとケンカをしたのです。何が原因だったかというと…。オーストラリアの学校には、日本のような始業式や終業式といった学校行事が無く、普段と同じように授業があります。また、最後の日は、ビデオなどを用いた授業などが多く、現地の学生はあまり学校に行きません。ところが、前学期の終了日、いつもなら学校に行かないホストシスターがたまたま提出物のために学校に出かけることになったのです。

しかし、私は提出物などが無かったので友達と出かける約束をしました。そこで、ホストマザーに学校に行かないことを伝えると、「明日は通常の授業があるから行かなくてはダメ」と言われました。いつもの私なら、こんな風に言われたら諦めて学校に行くのですが、友達との約束もあるため、もう1回たずねてみました。すると、ホストマザーは機嫌を悪くし、「休みたければ休みなさい、そのかわり学校への連絡はしませんよ!」と言ったのです。こちらでは欠席時に学校への連絡が保護者から無い場合、無断欠席とみなされ成績に大きく関係します。ホストマザーの言葉を聞いた時、私は「プチンッ!」ときてしまいました。今までは休んでいても大丈夫だったのに、今回は出席しなければならないなんて「おかしい!」と思いました。そこで、私なりに抗議はしてみたものの、ホストマザーはダメだの一点張りでした。

ホストマザーとの小さなケンカ

このケンカの翌朝、私は何も無かったかのように、いつも起きる時間にホストマザーに起こされました。ホストマザーはすっかり私が学校に行くものと思っているみたいでした。ここで私が「学校にいかない」と言い出したら、また昨日の最悪ムードに戻りそうです。ただ、友達との約束も破りたくはありません。そこで、今回ばかりは誰か第三者に入ってもらわなければ解決できないと考え、私の現地保護者である庄司さんに電話で事情を話しホストマザーと話してもらいました。結果、ホストマザーは学校に半日だけ行くことを条件とし、早退届けにサインをしてくれました。後から聞くと、ホストマザーは私の頼み方が悪いとのことで腹を立てていたのだそうです。今思えばとても些細なことですが、私もあの時はすごく怒っていたのでホームステイ先を変えるつもりでいました。何度も変更しようと決心しかけたのですが、冷静に考えてみるとこのホストには今までよくみてもらっていましたし、これ以上の家族を見つけることは難しいのではと思い、結局これからも一緒に住むことを選択しました。

小さなケンカから学んだこと

これを機に、私の意思を伝えるようにしています。以来、今まであった「ぎこちなさ」も無くなり、段々と関係が良くなってきていると思います。このケンカから学んだことは「一度は言いたいことを言い合った方が上手くいくみたい」ということです。それに、いちいち細かいことを気にしていたら胃潰瘍になってしまいます。心を大きくして、鈍感なくらいに気にしないことが大切なのです!オーストラリアの人たちは、私達日本人が思うほど気を使う人たちではありません。好き嫌いを言ってくれ、自分の気持ちをしっかり伝えてくれます。ですから、私もオーストラリアに来て、心が広く(鈍感に??)なりつつあるようです!!


カナダのサマースクールに参加したA.S. さん

学校名 Red-Leaf Sheridan College
学校の種類 サマースクール
滞在国 カナダ
滞在開始学年 高校1年生
滞在期間 2週間 10年7~8月
滞在方法

参加した感想

今回初めて一人で外国に行きました。最初は一人が不安で不安で仕方ありませんでした。しかし、カナダに着いてみると、日本人も多く、少しほっとしました。又、外国人全員とても優しい人達ばかりで、すぐに大半の人と友達になれました。食事は油ギトギトで少し辛かったけど、1日1日過ぎていく時間がかなり短く感じるくらい、とてもとても楽しかったです。16年間の人生の中で1番楽しく、1番大切にしたい思い出となりました。外国人の友達ともこんなにも仲良くなれるとは思っていませんでした。カナダに行って最高の思い出が沢山出来ました。

しかし、それだけではありません。私は普段学校で、英語が出来ないと言われ続けてきました。塾に行って一生懸命勉強してるのに、どうして出来ないのかとも言われ、自信も何も失っていました。こんなに出来の悪い私でも外国人の言ってる事が理解できる!自分の言いたい事も通じてる!と実感したとき、とても嬉しかったし、自信にもつながりました。そして、もう少しねばってやってみよう!!という意欲もわいてきました。今回のサマースクールで得ることの出来た沢山の絆と友達と自信は一生の宝です。またサマースクールに参加したいです。同時に行って本当に良かったと実感しています。I Love CANADA !


カナダのボーディングスクールに3年間通ったM.S. さん

学校名 King’s-Edgehill School
学校の種類 ボーディングスクール
滞在国 カナダ
滞在開始学年 高校1年生
滞在期間 2013年~2016年(3年間)
滞在方法

留学することをきめた経緯

私は小学校の時から同じ小中高一貫校に通っていたので、自分の視野や見聞の狭さをなんとかするため、が一番最初の留学の考えでした。違う場所に行って、いろいろな人と会ってみたいと思い、高校1年生のときに自分の高校主催のカナダ3週間研修に参加しました。そのときに、カナダという国の美しさや欧米式の授業の魅力にとりつかれ、研修終了後すぐに留学を決意しました。学校を選ぶ際には、日本からの行きやすさ、インターナショナル生の人数や、国籍別割合、また制服の見た目、などを参考にしました。私が3年間通ったKing’sは最初、滑り止め、という感じだったのですが、実際に学校を見学した際、学校全体の温かい雰囲気や、先生たちや他の生徒の方がたくさん話しかけてくださり、自分がこの雰囲気、こんな学校にいたい!と強く感じたため、個人的に女子の制服は今ひとつでしたが、King’sに入ることを決めました。当時の英語力は、というと、私立一貫校に通っていたため文法はできるけれども、会話はそこまででもありませんでした。そのため、留学を決めて、日本の高校を退学してからは、EDICMさんに紹介された駿台で準備をしたり、大手英会話教室などで少しでも英語を使うような生活を心がけました。

留学中に楽しかったこと 辛かったこと

留学最初の1年は、新しい環境に馴染むのがとても大変でした。英語力の問題もあったのかもしれませんが、女子校出身であり、日本にいる間ずっと小学校からの友人に囲まれてきた私にとって、右も左もわからない誰も知っている人がいない共学の高校に飛び込むのは本当に大変なことでした。自分の思い描いていた留学生活とかけ離れた実際の生活に対し泣き悩むこともあり、何度も学校を辞めたいと思いましたが、それでもカナダでの友人たちの支えによってなんとか3年間やってこれたと思っています。何度頼んでも母国語でしか喋ってくれないクラスメイトたちに何度涙したことかわかりませんが、その一方で、いつでも私を支えてくれる世界の様々なところからの友人が出来ました。楽しかったことについては、ここに書ききれないほどです。日本で弾いていたベースを通して、学校のミュージカルに3年間参加させていただいたり、初心者にも関わらずバドミントンの大会に燃えたり、夜中に寮の友達とマットレスを持ちだして全員で廊下で寝たり、ただネクタイがかっこいいから、という理由だけで友達と一緒にStewardと呼ばれる生徒内での役職についてみたり、とたくさん泣くこともありましたが、それ以上に充実した日々を送りました。3年間を通して出来た友人は本当に一生ものだと思います。しかし、一番印象深いのは、yearbookと呼ばれる卒業アルバムの制作委員長をさせていただいたことです。アルバムの表紙作成から、写真選定、さらにはカナダ人の先生が書いた文章の校閲を日本人の私がしたり、と本当にアルバム作り全てにかかわらせていただきました。

3年間を通し、私自身大きく変わったな、と思う反面、家族には、本当にみほは昔から変わらない、と言われることもあり、自分が変わったのか正直よくわからないでいます。昔から重度の神経質かつ完璧主義者だった私にとって、理想と違った留学生活を受け入れるのは最初とても大変でした。しかし、留学3年間を通して、まあちょっと思ってたのとは違うけどいいか、という前向きかつ気楽な考え方が多少なりとも身についたのではないかと思います。「最初思っていたようにならなくても、結局どうにかうまくいく」という経験を何度もカナダでするうちに、少しずつですがおおらかになれたと思います。

今後の進学プラン

高校卒業後、私はカナダの大学に進学することを決めました。日本で就職したいということや、日本での大学生活の華々しさもあり、日本で進学するかとても迷いましたが、欧米式の、少人数制かつ生徒たちが自主的に進める授業、が私にはとても合っていたため、カナダの大学の中でも、一教授あたりの生徒数がカナダで最も低い、と言われ、さらに場所も日本から通いやすい、バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学で経済を学ぶことにしました。今まで通っていた高校よりも、遥かに大きく、人数も増えるため、また色々な人と出会えることがとても楽しみです。また高校でスペイン語を2年間やってきたため、大学留学中にどこかスペイン語圏の国に留学したいと思っています。将来についてですが、あまりまだはっきりとは決まっていません。ただ、人と関わることが好きなので、自分の好きな分野で人と関われるような仕事をしたいと思います。

3年間はとてもあっという間でしたが、色々大変なこともありました。それでも無事にやってこれたのは日本から支えてくださったエディクムの皆さんと家族のおかげです。ありがとうございました!






スイスのボーディングスクールに3年間通ったR.F. さん

学校名 Brillantmont International School
学校の種類 ボーディングスクール(共学)
滞在国 スイス
滞在開始学年 高校1年生
滞在期間 3年間 09年9月~12年6月
滞在方法

留学のきっかけ

私は、スイス西部にあるのどかな文教都市、ローザンヌにあるBrillantmont International Schoolに3年間留学しました。この3年間は、言語の習得だけでなく、様々な面で実りの多い日々でした。

学校を選んだ理由

姉は大学から、兄は高校から海外に留学していた為、私はヨーロッパやアメリカに旅行する機会がありました。海外の生活を見て、現地の人と交流する中で、私も英語を使って他国の人の考えや文化を知りたいと思うようになりました。中学時代にサマースクールやEDICMの留学説明会等に参加して、高校からの海外留学に興味を持ちました。実際に、何校か学校見学をしているうちに、アルプスの美しい自然に囲まれた素晴らしい学校環境を持つBrillantmontに出会いました。

Brillantmontは、スイスの学校の中でも街に近く、規模の小さい学校です。そのため、一つの授業の生徒数も日本にいた時と比べ格段に少なく、家庭的な雰囲気の中で先生方も生徒一人一人をしっかりと見てくれました。寮の部屋もとても素敵で、窓から見えるレマン湖やエビアンの山々は、どこから眺めるより綺麗でした。私も大変なことや辛いことがあると、この景色に慰められたことが度々ありました。

入学した当初

留学当初は、慣れない寮生活や言葉の壁など苦労する場面も数多くありました。さらに、フランス語が必須だったため、英語の勉強だけでなく、フランス語も学ばなければならないことが大変でした。次第に学校に慣れてくると、他国から来ている友人たちは、積極的に自分から授業に参加している姿勢に気づきました。私も彼らのように自分から意見を述べ、授業に関わっていくと新しい世界が開けてきました。授業だけではなく、クラブ活動や普段の生活でも、自分から周りの友人たちに声かけするようになると、友人の輪が広がりました。

学校の雰囲気・学校生活

そうした中で、留学2年目に、生徒会活動に関わることになりました。Brillantmontは、インターナショナル・スクールなので、生徒会の委員も国籍は様々です。生徒同士や生徒と先生のコミュニケーションを円滑に進めるには、それぞれの性格や文化を理解する必要があると感じました。生徒会活動に参加したことで、英語力も養われ、広い視野を持てるようになった気がします。さらに、最終学年には、学校のHabitatfor Humanity(発展途上国において、住居支援をすることで自立を促す活動)に参加しました。この年の支援地は、日本にいる時には、馴染みのない国、アフリカのボツワナ共和国だったので、特に興味を覚えました。支援活動そのものはもちろん、参加メンバー20人の国籍は様々だったため、非常に思い出深い経験になりました。高校生20人が建てる家というと、簡単な小屋を想像すると思いますが、実際はブロック作りの30平方メートルほどの家です。水道も通っていないところでのかなりの肉体労働で、私にとっては想像以上に大変でした。

しかし、皆で一つのことを成し遂げる喜びは、その大変さを大きく超えるものでした。Habitat for Humanityの活動にみられるように、Brillantmontでは、世界中から来た友人達と日本では出来ない経験をすることが出来ました。週末には、スイスならではの様々なアクティビティーがありました。冬のスキー合宿では、アルプスを前にして言葉に出来ないほど素晴らしい景色の中で、スキーを楽しみました。ベルンやローザンヌのクリスマスマーケットも、この時期になると思い出されます。春や秋には、サイクリングやハイキングなど、スイスの自然を満喫しました。

今後について

スイスのインターナショナル・スクールに留学して良かった点は、他にもたくさんあります。まず、スイスはもちろん、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、ロシア、メキシコ、アメリカ、ブラジル、台湾、韓国など世界中から来た友人に出会えたことです。楽しいことや大変なことを共有することによって、国や言語が違っても、互いに通じ合える仲間が出来ました。日本に帰国してからも、連絡を取り合って、近いうちにブラジルにいる友人に会いに行こうと思っています。

さらに、私にとって、フランス語やフランス文化を学べたことがスイス留学の大きな収穫です。Brilllantmontでは、フランス語の授業が毎日あったので、日常会話には困らないようになりました。言葉を話すことによって、その国の生活の中に入っていけるような気がしました。ローザンヌはフランスに近い地域なので、フランスに行く機会も多く、フランスやスイスを初めとするフランス語圏の国々についてもっと学びたいと思うようになりました。それと共に、3年間の留学によって日本人としての知識を深めなければならないと感じました。そこで、卒業後は日本に帰国し、日本の大学で学ぶことにしました。将来は、フランスやスイスに関係する仕事に就けたらと考えています。卒業の時には校長先生から「留学当初は“baby”だったけれど、今は”lady”になったね」と言われました。スイスの3年間は、私にとって貴重な時間を過ごすことが出来ました。この間、支えって下さったエディクムの皆さん、ありがとうございました。



アメリカとイギリスのサマースクールに参加したY.K. さん

学校名 Wyoming Seminary
学校の種類 サマースクール
滞在国 アメリカ
滞在開始学年 高校2年生
滞在期間 4週間弱 11年7~8月
滞在方法

留学のきっかけ

初めて参加したサマープログラムは、2010年夏に行ったイギリスのプログラムです。勉強と遊びが半々くらいでとても楽しかったのですが、周りが英語でのコミュニケーションを円滑に取れている中、私は思うように自分の気持ちや意思を言葉に出来ず、物足りない思いをして帰ってきました。そこから、再度サマープログラムへの参加を決めました。

大学での留学を目標に、日本での準備をずっと進めてきていたため、その準備の一環としてプログラム参加前にはTOEFLも受験しました。スピーキングやライティングの実力アップを目的に、しっかり勉強ができて、大学留学のステップアップとなるようなプログラムを選びました。Performance Artsのコースも併設していて、ずっと続けてきたバイオリンの練習を続けられる点もWyomingを選んだ決め手になったと思います。

入学した当初

Wyomingに到着してからのクラス分けテストは簡単で、ESLでも一番上のクラスに入ることが出来ました。授業では、読み書きに問題はなかったものの、やはり会話力が足りず、はじめは周りのスピーキングについていくのが大変でした。毎授業、トピックに沿って、作文を書いたりディスカッションをしたり、英語を総合的に学んでいく勉強方法が新鮮でした。扱われるトピックも日本とは異なり、とてもユニークな点が面白かったです。宿題もたくさん出たため、夜の2時間の自習時間では終わらず、夜中まで頑張ったこともたびたびありました。しかし辛さはなく、楽しんで学ぶことができたと思います。またアメリカで初めて触れたパブリック・スピーキングというクラスもためになりました。力をつけたいと思っていたスピーキングの練習になり、たくさんの経験を積む事ができました。

留学生活を振り返って

プログラムを振り返って一番強く印象に残っているのは、午後に参加したオーケストラです。難易度の高い曲を1週間に2曲も扱い、新譜を渡されたその場で弾き始めなければならなかったので大変でした。またプログラム中音楽に集中できるオケメンバーの中で、私は午前中が授業だったため、練習時間も格段に短かったのです。放課後の時間をうまくやりくりして、必死に練習しました。プログラム最後の頃に行ったコンサートも大成功に終わり、楽しく充実した思い出として心に刻まれています。週末は宿題もほとんど出ないので、平日に頑張った分、たっぷりと楽しむことが出来ました。

今後について

帰国後、全日本高校模擬国連大会に参加するため準備を進め、11月中旬に行われた大会本番では、優秀賞を頂く事ができました。来年5月にニューヨークで開催される世界大会に出場できるので、今はその準備に追われています。

サマープログラムで学んだパブリック・スピーキングのスキルがとても役に立ったと思います。将来はアメリカの大学で理系に進みたいと考えていますが、多分野に興味があるため、Wyomingで友達になった子達と連絡を取り合いながら、情報交換をしたり、相談したりしています。日本では周りに大学留学を計画している子がいないため、モチベーションを高めあえる貴重な同志が出来たと思っています。 また再受験したTOEFLでも10点以上得点がアップしました。今年のサマースクールから、将来につながるたくさんのものを得られたと思います。

自分にも自信がつき、学校のスピーキングの授業で積極的に発言できるようになり、クラスの中でも遠慮せずに自分の意見が言えるようになりました。今回の経験は自分を磨く良いステップアップとなったと同時に、大学留学に向けての意欲、自覚を高める機会となりました。


アメリカのサマースクールに参加したY.I. さん

学校名 Wyoming Seminary
学校の種類 Wyoming Seminary
滞在国 アメリカ
滞在開始学年 高校1年生
滞在期間 4週間 09年7~8月
滞在方法

参加した感想

高1の夏をSemで過ごす事ができて、本当に良かったと思います。アジア、ヨーロッパなど様々な国から来た子たちと友達になれ、それぞれの国の文化を学ぶことができたのは私にとっては素晴らしい経験となりました。午後に私が選択した授業は世界のトップニュースを扱うもので、今まで聞いたことはあっても考えたことのなかった様々な問題について意見交換をしたり、記事を要約したりしたことは英語力の発展に大きくつながりました。強制を全くされず、授業も少人数だったので、とても過ごしやすく、満足するまで英語に触れることができました。 これからも、今回このプログラムでできた友達と連絡を取り合い、英語力を維持、発展させていきたいです。楽しく、貴重な経験をさせてもらいました。ありがとうございました。


アメリカのサマースクールに参加したS.K. くん

学校名 Ojai Valley School
学校の種類 サマースクール
滞在国 アメリカ
滞在開始学年 高校2年生
滞在期間 5週間 08年7~8月
滞在方法

参加した感想

一言で言いますと、凄く楽しかったです。最初は、不安と困難ばかりでしたが、皆凄く優しい人ばかりで、楽しい事ばかりでした。授業の方は、難しくて全く理解できませんでした。そんな日が毎日続いていたのですがだんだんと慣れていきました。完璧ではないですが、コミュニケーションはできるようになり、自分の思った事をちゃんと英語で発言できるようになれたので、このサマースクールで相当勉強になりました。毎日の学校行事も楽しくて最高でした。また来年も行ければ、行きたいと思います。最高の思い出になりました。


知る・触れる・イベント情報

エディクム主催のイベントや関連イベントをご紹介いたします。

教育を考えるとき、ぜひ一度ご相談ください

留学する・しないを含め、まず一度ご相談ください。
最適な方法を一緒に考え、探しましょう。

大切な子どもに残してあげられることは何でしょうか。たとえお金や物がなくなったとしても、教育を受けたことによる目に見えない「経験」は、貴重な財産としてその子の人生を豊かに彩る礎となるに違いありません。
グローバル時代と言われて久しい昨今、子どもの教育・経験を考える時に「海外留学」も選択肢のひとつとして当たり前になってきました。少なくとも、子どもがそれを望んだ場合には、保護者は耳を傾け、機会を与えてあげてほしいと願います。

エディクムは「世界のどこに行っても活躍できる人になってほしい」と願いながら、50年の間に7,800人以上のお子さんの海外留学をサポートしてきました。その実績に基づきながら、1人ひとりに丁寧なカウンセリングを行います。気持ちが固まっていなくてもかまいません。あなたの留学への思いを聞かせてください。

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