代表取締役 柏倉 眞紀子 ・ 粂原 京美 よりご挨拶
子どもの幸せな未来を考える時、親が子どもに残せるものは、家族の誇りと愛情、そして将来を見据えた教育環境だと感じています。
教育環境について、海外名門校の校長や入学審査官と話をすると次の3つに重点をおいた人材育成を進めていることがわかります。
・“Think Global”(地球規模で考えることができる)
・“Inspire other people”(他の人に刺激や閃きを与えられる)
・“Work in a team”(チームで働く協調性がある)
この教育方針をもとに、海外のボーディングスクールでは世界中から異なる背景を持った学生が集い、Diversity(多様性)に満ちた活気ある学びの場をつくっています。
しかし、これは横並びの人間を創るための環境ではありません。彼らが強調するのは“Be Yourself”(自分らしくありなさい)という言葉です。独自のユニークさを見つけ、自ら楽しみ、他の人を魅了できる「個性」を磨いてほしい、という教育理念が根底にあるのです。
時代の変化と共に、私たちのライフスタイルや価値観も容赦なく変わってゆくでしょう。教育環境も世界から選択する時代が来ています。留学をしたい、という勇気と志のある皆さんを私たちは心から応援します。
「ひとりになったら、子どもは「自立」を目指す」と私は信じています。親から見ると、子どもはいつまでも頼りなく思えるでしょう。
だからと言って、一生子どもの手助けをしていたら、親のパラサイトとなって、親子共不幸になりかねません。
馬やキリンの赤ん坊と同じように、自分の力で立ち上がって歩く力を子どもが持っていることを信じ、不必要な手助けはしないと心に決めて欲しいです。
「自立」とは、人間が本来持っている力(ポテンシャル)で、数々の問題や困難を乗り越えられること、そして自分の足でしっかり大地を踏みしめ、 自分の将来について責任を持つことだと私は思います。
また、留学することにより、皆が一緒の考えや行動をする必要はなく、違う「個」があってこそ、生きて行く上で面白いのだということを理解し、そして違う「個」同士が集まって、同じ目標を達成する時こそ楽しい時だということをわかって欲しいと思います。
留学はすべてを解決する魔法ではありませんが、留学で身につく「生きる力」こそが、人生の多くの魔法を与えてくれるものだと信じています。